事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

無印良品の人をダメにするソファを購入した結果、速攻ダメになりました(自分が)

価値あるもの、本当に欲しいものには迷わずお金を払おうと決めたこの1年。早速欲しくて欲しくてたまらなかったアイテムを購入した。人をダメにすることでお馴染みの、無印良品の「体にフィットするソファ(通称:人をダメにするソファ)」である。

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Webライターと編集者の境目は? コンテンツに情報以上の価値を込めるには? Webライターズミーティングで考えた

Webライターズミーティング Vol.2が終了しました。ライフハッカー[日本版] 副編集長の長谷川さん、プレスラボ代表取締役の梅田さん、サムライト 編集長の後藤さんとともに、Webライティングに関するノウハウや考え方を伝える場となりました。来場者は30人くらい。私はモデレーターとして参加させていただき、Webでライティングをすることについて個人的にもヒントが得られたイベントだったと実感しています。

登壇者は全員「編集者」でありながら、自らライティングもする人たち。昔はライターと編集者の役割はくっきりと分かれていたのかもしれませんが、Webを主戦場としてコンテンツの仕事をするならば、ライターと編集者の両方の素養を持つことは強い武器になります。当日盛り上がったトピックを題材に、個人の気づきを振り返ってみます。

fzm.hatenablog.com

ライフハッカーで取材いただき、記事になったよ

www.lifehacker.jp

来場者の方に執筆いただいたブログ↓

yriica.com

somewrite.com

流行のパンケーキ、あなたならその魅力を伝える? 流行の裏側について考える?

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サイボウズ式✕NewsPicks「ブランドコンテンツ」が終了、是が非でも欲しくなった「場の編集力」

サイボウズ式とNewsPicksが2014年から2015年に掛けて実施したブランドコンテンツ「Hot Topics」が終了しました。最初の3回はNewsPicksを通じたWebのコンテンツ企画、4回目となる最終回はイベントを実施しました。

ブランドコンテンツ「Hot Topics」について

cybozushiki.cybozu.co.jp

第4回「NewsPicksをこう変えろ、ピッカーピッチコンテスト」

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「Webライターズ ミーティング 第2回を開催します」ブログを書く前に速攻で満席になってたよ

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4月28日、Webライター向けイベント「Webライターズ ミーティング Vol.2」を開催することになりました。ライフハッカーの長谷川さん、プレスラボの梅田さん、サムライトの後藤さんに、「Webライティングや編集のいろは」をお聞きするイベントです。私はモデレーターとしてお話の引き出し役に徹する予定です。

web-writer-mtg2.peatix.com

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コンテンツマーケティングセミナーに登壇。「オウンドメディアは生活者にいい影響を及ぼす」という実践者のことば

「コンテンツマーケティングセミナー」のパネルディスカッションに登壇させていただきました。株式会社ソニー・クリエィティブプロダクツの朝倉精吾さん、ライオン株式会社の中村大亮さんとともに、「オウンドメディア」を使った企業と生活者のコミュニケーションについてお話をさせていただきました。

prtimes.jp

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「くうねるあそぶ。」は至高のコピー。生活者に寄り添う「買い言葉」を使いなさい

売り言葉と買い言葉。コミュニケーションの仕事をしている人なら誰しもが、自分たちが伝えたい言葉と相手に伝わる言葉の間には大きな溝があることに気づいていて、それを埋めるべく「伝わる言葉」を考えることに躍起になる。

伝えられる側からすると、日々大量の情報、すなわち言葉に触れていて、企業からの売り文句なんて到底信じられなくなっている。自分だってそう、「伝わる言葉」に出会えることはまれだ。

では、これらの解離をなくして、伝わる言葉を作り出すにはどうすればいいか。『「売り言葉」と「買い言葉」』からはそのヒントが見えてくる。いつものごとく、読書感想文を記す。

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ココ・シャネルの教養論、専門知識の最速習得法、エリートだってちょぼちょぼ

出口治明さんの『本の使い方』を読んだ。個人的に、出口治明さんの書く書籍はほとんど読んでいる。シンプルに、分かりやすい言葉で本質を突く。そんな内容が多い。サクッと読めてしまう割に心に残るものが多く、別の本で言及されていた「マネージャーやリーダーはメンバーに100点を求めてはいけない」「人生は人、本、旅から学ぶ」といった出口さんの言葉からは、仕事や生きることを支える言葉となって、自分を支えている。

本は、未知なる体験との出会いであり、教養を深めるのにもってこいだ。最近はスマートフォンやWebで集められる情報で満足してしまいがちな自分がいるのだが、本を読むたびにその考え方を改めざるを得ない。

本を読むことは自分と深く対話をすることと同義である。本を読むことで深くその世界に入り込み、「自分だったらこう考える」といった内なる思考と向き合うことができる。

そんな本の「使い方」が本著のテーマである。例のごとく、響いた言葉を引用として取り上げ、感想を述べてみたい。

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フェロー・アカデミーのコラム「言葉の力」に寄稿しました

www.fellow-academy.com

フェロー・アカデミーの特設サイト「言葉の力」にコラムを寄稿しました。自社メディア「サイボウズ式」の編集長として、コラムを執筆するのは初めてでしたので、いつの間にか力が入ってしまったようです。

Webメディアで記者をしていた時は、こうしたコラムを毎週書いていたのですが、ちょっと書く仕事を離れると、なかなか満足のいく執筆はできません(笑)。伝わってほしいポイントを何度も遂行しながら、時に逡巡し、時に悩み、言葉を紡いでみました。

言葉の原体験は、大学時代にあった

コラムには、私の「言葉に関する原体験」を率直に、素直に書くことに努めました。学生時代はやりたいこともなく、自分が何に向いているかも分からない状態。「自分の価値はなんだろう?」と考える日々でした。

そこで知人から掛けてもらった言葉というのが、自分の仕事人生の原点にありました。「言葉を通じた仕事なら、自分ではなく誰かに影響を与え、価値を感じてもらえるかもしれない」といったところです。

それに気づけたのは、まぎれもなく自分ではなく「知人の言葉」によるところが大きい。一人では絶対に気づけなかったというところに、言葉の力強さを感じたものです。

言葉を仕事にしてからはや8年が経ちました。言葉は深遠で、生半可な態度では極めることはできません。誰もが使える言葉なのに、いや、誰もが使える言葉だからこそ、その人の数だけ言葉の価値があるからこそ、言葉は難しいのでしょう。

学生時代、友達同士で夢を語り合う機会がありました。「3年で最高の編集記者になる」と宣言したこと、今になっても忘れられません。3年で最高の編集記者になれたのかは怪しく、また仕事も編集記者からマーケティングディレクターに変わりました。その後、自社メディアの編集長という役割を仰せつかり、今もなおこんな感じで言葉を紡いでいるわけです。

そしてこちらのブログも、更新頻度こそ減ったものの、いまもふとした時に更新し続けています。つくづく、書くことによって毎日が成り立っているのだなと感じます。

ほぼ日手帳 avecが到着、開封の儀と使ってみた感想をまとめる

ここ数年使い続けているほぼ日手帳。今年は例年使い倒していたオリジナルをやめ、一回り大きなカズンを使うことに。ほぼ日手帳は毎日肌身離さず持ち歩き、その時に思ったことや感じたことを素直に書く。見返すのはふとした時だけど、「あ、この時にこう感じていたんだ」という気付きにつながることが多い。

去年、ずっと買いそびれていて、年末にようやく注文を完了。物流の関係から届くのは年始。いまかいまかと待ち続け、ようやく届いたほぼ日手帳カズン avec版である。

開封の儀

http://instagram.com/p/xjcBhfO8vQ/

ほぼ日手帳2015の箱。早く使いたいとはやる気持ちをモスグリーンの色合いが落ち着けてくれる。ん、あけたところに何かが書かれているぞと。

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Web担当者が直面する受発注の溝、「禁断の外注コントロール術」で埋められるか?

 『Web担当者が知っておきたい 禁断の外注コントロール術』がKindleでパブリッシングされておりました。作者の深田武晴さんとは、有志が集って開催されている「Web担当者勉強会」でお会いし、そのたびにお世話になっていたのでした。かつてはWeb担当者として仕事をしていた自分にとって、改めて気付きが多かった一冊です。

 受発注側のビジネスゴールは異なるという当たり前の認識

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