事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

ネットで得られない情報がそこにあるから、人に会うんだ

本日の東京の最高気温は17℃。昨日との気温差は10℃ほどあったとか。そんな寒暖差にも負けず、道ばたのつつじは美しいたたずまいで色映えていました。

ネットで情報を探すのが苦手です。目的なきそぞろ検索ならGoogleにキーワードを入れればそれなりの情報を見つけられるのですが、何かしらの目的があった場合に限って、必要としている情報が検索で手に入らないことってありませんか。

検索結果に表示されるのは、出自が分からない比較サイトやコピーコンテンツで構成されたアフィリエイトサイトなど。探している情報が即座に手に入らない時に感じるストレスほど嫌なものはありません。

目的がはっきりしていて、アウトプットのイメージが頭の中にある場合は、人と会って話をした方が有益な情報が得られる場合が多いです。考えてみれば、自分がネット上にアウトプットしている情報なんて極めてわずかでしかなく、それが他者にとって有益な情報であることはまれではないかと思っています。

それよりも人が頭の中に蓄えている属人的な情報の方が圧倒的に多く、質が高いと思います。

その情報は対話によって一気に表出します。ネット上にはない情報を他者と共有できた時の喜びはこの上ないものです。そしてそれは、お互いの対話によってブラッシュアップされ、ネット上にはない生きた情報に姿を変えます。今日お会いした人との会話では、良質な情報がばんばんと行き交っていました。

人に会いに行く時は、ネット上にはない高品質な情報と、お会いすることで生まれる濃密度の時間を求めているのかもしれません。この考え方はちょっと身勝手かもしれませんね。

だからこそ、時間を割いて会ってくれた人に対する感謝の気持ちを忘れず、自分と共有した時間を相手が有益と感じてくれるように、下手な出し惜しみはせず、等身大の自分で臨むことを心掛けるようにしています。