事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

書くことで苦手意識を克服する

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2011年7月18日(月)。三連休の最終日はくもりぞら。台風はどこに向かおうとしているんだろう。

ブログの効用 51」で少し触れたブログを書く理由について、もう1点ありました。「自分のことを語る」という苦手意識の払拭(ふっしょく)です。

仕事で記事を書いていた時は、客観的な報道が求められており、ファクトを淡々と積み重ねていくことこそが、記事作りの原点だったかなと思います。読者の役に立つ題材を取材し、それを記事という分かりやすい形で伝えることが命題だったわけです。

しかし、時代は絶えず変化します。ファクトだけの記事で読者の満足度を高め続けることが難しくなり、記者のオピニオン(意見)や考察といった要素を記事に込めることが求められ始めました。ストレートニュースの場合、同じテーマを扱った記事との差別化が難しいという点も背景にあるでしょう。

しかし、ファクトに基づいた記事を書くことになまじ慣れてしまったがために、自分の考えや意見を文章に織り込むことには苦手意識を持っていました。学生のころにはすいすいと書けていた日記も、いいものを書こうとするあまり、書けなくなるというスパイラルに陥っていたように感じます。

毎日ブログの初めを飾ったのは、「水出し珈琲始めました 1」。文章自体は平易で何のひねりも含蓄もありませんが、コンテンツを作り、ブログにアップするまでに多くの時間を費やしました。自分のありのままを書くことに苦戦したさまが思い出されます。

このブログでは、自分の考えたことや思いを素直に書きつづり、自分の中にある苦手意識を克服しようというスタンスを貫きます。Web上では情報を発信する人のもとに、多様な人や情報が集まってくる特性がありますよね。これからも臆することなく、自分を出していきます。