考えるということ
いかなる場面においても「自分で考える」ことの重要性が説かれるわけですが、つい最近までは「考える」ことってどんな状態を指すのかについて、自分自身でよく分かっていませんでした。でも最近、目の前にある物事について自然と考える癖がついてきたような気がしています。
1つは「小さなPDCA」を強烈に意識している時に思考が働きます。「今やっている仕事はどういう意味を持っているか」「どうすれば質の高いアウトプットが出せるか」「次に同じような仕事をやる時には、どうすればより生産性を上げられるか」――。何か仕事をやっている時は、常に頭の片隅でこれらの言葉を反すうしています。
もう1つは過去の事実や歴史との比較をしている時。「このビジネスは今は好調だけど、過去にも同じようなビジネスがあって、好不調の波を描いてきた。だったら次は不調の局面に突入するから、対応策を考えなければ」といった具合。過去の事実や歴史から学び、目の前のビジネスに応用する視点は、多くの人が持っているのではないでしょうか。
自分は最近になってようやく、これらのポイントに気付きました。遅すぎかもしれませんが、おかげで常に頭を働かせるように意識を向けられるようになりました。考える習慣がつくと、再現性が備わり、仕事がいっそう楽しくなりますね。