事業会社マーケターのさんぽ道

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20メートルの直滑降にキャニオニングの真髄を見た――FOX CANYON、湯テルメ谷川

2011/08/21(日)。

 

みなかみがもたらす至福の時間――吹割の滝、みちのく、宝川温泉 98」で記した通り、今年第2回目のみなかみツアーは、本命の川遊びを日曜日に控えた状態で、すでにテンション最高潮の様相でした。半面、風邪をひきそうな兆候を感じたため、宴会よりも睡眠と休養を優先。おかげで2日目は朝の6時半起床、万全の状態でキャニオニングに臨むことができたのでした。

 

今回のキャニオニングは「Canyons」発、挑戦したコースは中級レベルの「FOX CANYON」。2週間前に行った「ハナゲの滝」は初級コースでみんなとキャッキャウフフできたのですが、今回のFOX CANYONは何かが違う……。まあ以下のチャートを見てくださいよ(出展:CANYONS)

Tyokkakkou

よし、断崖絶壁の場所から20メートルの滝を落下するコースじゃないですか。本当にありがとうございました。とまあ軽くビビったものの、2週間前とは違うコースに挑戦できることにテンションが上がりっぱなしだったわけです。期待を反映するかのように雨脚はどんどん強まり、利根川の流量と勢いがすごいことに。それをキャニオニングの3つのポーズでどんどん下っていくわけです。いと爽快でありんす。

 

そしてメインディッシュの断崖絶壁滝。半分の10メートルくらいまでは吊り下げられたロープで移動し、あとの10メートルは命の手綱が手放され、そのまま滝壺にドボン。まさに一瞬の出来事、何が起こったか分からないまま滝のふもとから降りてきた場所を見上げると、その断崖絶壁さに度肝を抜かれます。人類はよくもまあ、こんな20メートルの滝を使って遊ぼうと考えたもんだ。大自然に改めて敬礼。

 

その後は「奈落」というコードネームのついた崖から飛び降りたり、逆ボブスレースタイルで頭から川をすべり落ちたりと、全身全霊利根川とたわむれることができました。中級ということをすっかり忘れ、いつの間にかキャッキャウフフなテンションに。2~3時間ほどのキャニオニングの時間が一瞬に感じるほど、濃密な時間を過ごしました。

 

そして忘れてはいけないのが、コースを先導してくれたインストラクター ユージさんのキャラクター。しゃべりがとにかく秀逸で、バンバン笑いを取ります。さすがガイド歴18年の真髄、参加者22人の気持ちがグイグイと引き上げられていきます。ああ、久しぶりに芸達者、千両役者、この道のプロに出会いましたよ、というわけで満足度は最高潮でございました。

 

Yuterume

その後は焼きカレーを食べにカフェ&レストラン「亜詩麻」、旅のつかれを癒しに「湯テルメ谷川」を行脚。昨日体験した宝川温泉と比べるとインパクトは小さいながらも、森林と川を一望できる露天風呂のポテンシャルはかなり高め。来年以降もみなかみを訪れると思いますが、露天風呂の行き先は「松乃井」ばっかりだったので、湯テルメ谷川を提案しようっと。

 

今回の1泊2日、みなかみツアーも大変楽しゅうございました。夏は海もいいけど、やっぱり「川うぃーね!!」ということが自分の中で立証されたわけです。夏の恒例行事にしてもいいかな、うん、やろう。平日はがっつり仕事をして、週末は都会を離れて自然とたわむれる。こんなライフワークがやっぱり格別。今しかできないことに時間とお金をふんだんに投資し、日本の風光明媚な場所に訪れていきたいですね。

Kingyo