事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

仕留める気概と捨てる勇気

2011年9月7日(水)。

 

新聞を本格的に読むようになって得たもの、それは「仕留める気概」と「捨てる勇気」です。

 

朝も夜も新聞という名の情報が家に届くわけです。そのすべてを読む時間はありませんが、気になったところだけをざざっと頭に入れます。よっぽど琴線に触れた記事以外は二度と読むことがないので、ただ読むだけではなく頭の中に何かしらの情報を残そうという強い意識が働きます。「情報を仕留める気概」ですね。

 

すべての情報を得ようとするのではなく、時間と折り合いをつけながら、読めなかった新聞は大胆に捨てる。ちょっと目を離すと家のフロアを占拠するくらい溜まってしまうのが新聞。お金を払って購入している情報だから、すべてを吸収したいという気持ちもありますが、情報の鮮度と自分の時間の方が大切なので、古びた情報は、名残惜しむことなくパッパと捨てる。「情報を捨てる勇気」が手に入ります。

 

まとめると、お金を出して情報を得ることに満足するのではなく、投資に対して最大限の効果が得られるように、本当に必要な情報だけを頭に残して、再利用できる状態にしておくことが大切なのだなと。これは新聞以外の情報収集でも応用できそうな考え方ですね。情報の洪水から実践で使える情報を、どれだけ短時間で効率的に得ていくか。新聞を読む時は常に頭が思考モードに切り替わり、捨てると同時に、考えるモードをリセットできるので、細かなPDCAを意識する訓練にもなりますね。