マーケティングコミュニケーション脳とキャッチコピー作り
2週間分の仕事をまとめて振り返る。これまでのToDoからは、7~8割をコンテンツディレクションに費やしていました。事例取材をしたり、独自コンテンツや月1回のまとめコンテンツを作ったりと、前職の編集記者経験が生かせていることに気付きます。
Webサービスのプロダクトマーケティングにおいては、Webにおけるあらゆる仕組みを使ってユーザーを増やしていくことが命題です。そのためにはマーケティングコミュニケーション、コピーライティング、コンテンツディレクション、アクセス解析といった様々な手法を駆使して施策を実施し、その効果を測定し、次の最適な一手を打ち出し続けていかなければいけません。誰も正解や回答を持っていないので、自分で考えぬくしかない。パワフルな仕事だし、やりがいも多いです。
今の会社に入って明日でちょうど2カ月になりますが、毎日が勉強、毎日が実践です。ああ、この仕事めちゃくちゃ面白いな。
キャッチコピーについて考え、実行した
今週は特にWebサービスのキャッチコピーについて考える機会が多かったです。最初のキャッチコピーは機能の長所を抽出し、誰でも使えます、という趣旨のものになりました。しかし、「万能、誰でも」というメッセージは、裏をかえせば誰にも突き刺さらないということに気付きました。
より対象を狭めて、実際にWebサービスを使ってもらえる人のペルソナを複数設定して、キャッチコピーを作るようにしました。
「iPhone」「プロジェクト」といったキーワードを基にコピーを作ったのですが、これでもまだぼやけている。思うに、キャッチコピーを認知してもらった1秒が勝負。その間に、心を動かし、Webサイトに来てもらい、サービスを使ってもらうところまで、導かなければいけない。まだまだ詰めが甘かった。
チームでブレストをして、キーメッセージをひねり出し、1つのコピーが誕生しました。もしかしたらまだまだ改善の余地があるのかもしれませんが、考え始めたらきりがなくなるのがクリエイティブ関連の仕事の性。時間を区切ってコピーを決め、あとは実際の成果から改善策を見つけて、次のコピー作りに生かしていくしかありません。
ざっと10時間くらいはキャッチコピーの捻出に費やしたかもしれません。考えることは楽しい所作ですが、時間がかかりすぎているかも。しかし、今回の一連の仕事でコピー作りの基礎やフレームワークは理解できました。次にコピーを作るときには、よりよいものを短時間で作ってみせます。
仕事
- マーケティングコミュニケーション、コミュニケーションデザイン全般の素養を高めないといけない。10冊くらい本を読めば学べそうだ。『宣伝会議』などの雑誌も新たに読み、高品質な情報収集とアウトプットを続けよう
- 事例記事が3本残っているので、早く作る。コンテンツを書くとき、実は最初は筆が重いのですが、書きだすと気分が乗ってきて、筆が進むことは体感的に分かっています。コンテンツ作成は自分が求められているアウトプットの大部分を占めているので、時間を掛けずに期待に応え続けていく。
- やる気が出ない時にどう振る舞うかは、この記事『自分のモチベーションを維持する方法を教えて下さい。 - fta7インタビュー』が参考になる。モチベーションが落ちている時でも取り組める仕事を用意しておく、どんな状態でも仕事ができるように「仕組み化」しておくこと。大事。
マーケティング脳 vs マネジメント脳 なぜ現場と経営層では話がかみ合わないのか?
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