事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

仕事って、言葉だ

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2011年10月4日(火)。

文章を書く、資料を作る、メールを送る、チームとWebサービスで意思疎通をする、チームに伝える――。仕事を進める上で、想像以上に多くの時間を文字を書くこと、そして言葉を使うことに使っていることに気付きます。最近コンテンツを作り、ランディングページを企画し、リスティング広告を運用する中で、キーワードやキーフレーズを考え出す時間を多く取っていました。でも、それらの仕事は何も特別なものではなく、言葉を考えて、伝えることでしかありません。

文章には上手下手が明確に出ますが、仕事の場では、そんな特殊能力は必要ありません。チームが、そしてプロジェクトをともに進める人が、共通で理解できる文字と言葉があればいい。それはうまい文章ではなく、正しい文章。日本語の使い方1つで、その人のだいたいの力量は推し量れると思いませんか。

FacebookTwitterなどのゆるくて軽い文字のやりとりになまじ慣れてしまうと、「なんとなくの表現でも伝わる」という思い込みをしてしまいがちです。でも、それが仕事の場で通じるのかというと、それはまた別のお話。正しい日本語や言い回し、非の打ち所のない文章を書く人は「あ、この人仕事ができる」って思ってしまうし、ソーシャルメディアでゆるいコミュニケーションをしている人が正しい日本語を使ったメールを送ってくると、それだけで好印象を受けますし(自分もそこのギャップを狙って、メールでは極めて正しく日本語を使うようにしているのは秘密です)。

やっぱり、仕事って、言葉だ。