現場で人を動かす「地上戦」とWebで仕組みを作る「空中戦」のバランス感覚
幸運なことに、今の仕事に就いてからも自社以外の方とお会いする機会が今のところ絶えません。時には自社サービスを使っていただいている人と会い、時には前職でお知り合いになった人と飲み、時には社外の勉強会に参加したりと、積極的に人に会うようにしています。
編集記者をしていた時は、人と会うのが仕事の1つだったわけですが、そのフットワークを継続して、担当サービスを伝えることができるのが、今の環境です。寛容な会社には感謝してもしきれません。
一方で、仕事の本軸はプロダクトマーケティングであり、その舞台はWebです。Webサービスはその名の通り、Webを使うサービスであり、ユーザーは当然Web上に存在します。そのユーザーとの出会うきっかけが、コンテンツや広告に当たるのだと思います。
そして、サービスに興味を持ってくれた人にアプローチし、きずなを作っていくのが、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアであり、サポートメールなのでしょう。
人と実際に会うのが「地上戦」だとすれば、Webという仕組みを使ってユーザーと距離を縮めるのは「空中戦」といえるでしょう。仕事の割合は地上戦:空中戦=2:8といったところでしょうか。同じチームの担当者は、その比率が8:2と逆になっており、うまくバランスが取れていると思います。
地上戦、空中戦のどちらも、ユーザーと会い、サービスを使ってもらうための種蒔きという感覚です。まいた種はやがて発芽し、果実をもたらします。実際にお会いして話をしたことがきっかけでサービスを使ってもらえたり、Webを通じてサービスの存在を知ってもらえたり。マーケティングにおける地上戦と空中戦は互いが補完関係にあり、相乗効果を発揮するための必要十分条件なのでしょう。
自分はどちらかというと空中戦の能力を高めていきたいので、Webに関連する仕事はすべて引き受けるつもりでやっていますが、地上戦にももちろん全力投球します。このバランスが優れているチームこそ、マーケティングで成功するでしょう。
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