事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

Web担当者としての矜持

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2011年10月9日(日)。

「My Review Day」も板についてきたのか、1週間ごとに自分がどれだけ成長したかが分かるようになってきました。特に先週は初めてのGoogle AdWordsワイヤーフレーム作成で、「伝える、動かす」というマーケティングコミュニケーションの経験が積めました。この仕事を通じて見えてきたのは、自分が「Web担当者」としての仕事をしているということ。入社3カ月弱にして、求めていた仕事内容に携われるチャンスが早くも舞い込んできました。

このブログで何度か言及してきた通り、自分は将来のキャリアをWebマーケティング担当者の方にシフトしていきたいという確固たる思いがあります。最初は純粋な興味、やってみたいという好奇心が先んじていましたが、実際の仕事を通じて、よりWebマーケティング担当者として仕事を極めていきたい気持ちが高まり続けています。

主に前職での取材や著者さんとのやりとりを通じて、国内企業ではいまだWeb担当者の地位が確固たるものではなく、Web施策に対する社内の了承も得にくい状態が跋扈(ばっこ)していると聞いていました。最近こそ効果測定の文化が企業に根づき始め、利益との相関関係も明らかになりつつあります。ですがWebマーケティングの専任担当者の目的意識やスキルには、まだまだ差があるのではないか、と感じることもあります。代理店や制作会社にWeb案件を丸投げしてしまい、発注側、受注側のいずれも辛酸を舐める結果になっているのかもしれません。

自分は、このWeb担当者が抱える慢性的な課題に、何かしらの解決策を出せるような人材になりたい。その根底にあるのは、「Webを誰もが使える、もっといい世界にしたい」という願いなのかもしれません。ただ、それにはWeb担当者としての実戦経験が不可欠ですし、経験なき人がそのテーマを語ってはいけないのだと感じていました。だからこそ、今回の転職を決めたし、自分が突き進む道を固めていける仕事は、好き嫌いなく、何でも着手する心構えなのです。

Web担当者の仕事は幅が広くて、分からないことだらけだけど、それを超える楽しさがある。今の自分の仕事をおおまかに分けると上図のようになりますが、はっきりいってコンテンツディレクション以外の部分は、ほとんど経験がありません。でも、広告・プロモーションやコミュニティー運営はこれから身につけていけばいいし、少しずつですが、ノウハウや能力が備わってきているという実感もあります。この実感を得られるからこそ、仕事が楽しい。毎日ワクワクしながら過ごせているわけです。

前置きがとても長くなりましたが、これからは「Web担当者」と名乗る形で、Web担当者に必須となるスキルを積み重ね、Web施策を自分一人で回せるようにしていくのが、当面の目標。マイレビューデイとして今週の成長を省みるとすれば、「自分はWeb担当者としてやっていくんだ」という覚悟ができたことが一番の収穫でした。特に発注側として、受注側と仕事のやりとりができた点が大きかった。Webサイトの背景や意図、目的をきちんと相手に伝え、ビジュアルデザインをもってして課題を解決する。この流れを理解し、実践し続けていくことが、Web担当者としての礎を作ることにつながると信じています。

「自分は、Web担当者だ」――言葉には魂と行動が必ず宿ると信じて、日々の仕事で貪欲に成果を出していきます。

仕事

  • Web担当者としての自覚を手に入れた
  • 今週は事例記事3本と、ほぼコンテンツディレクションに注力する結果になった
  • アクセス解析リスティング広告の効果分析は毎日やっていきたい
  • はてブに「ToDo」タグを作った。記事を読んで終わりにするのではなく、必ず実践をして、仕事で使える知恵を手に入れることに尽力する

プライベート

  • ネックは体重、大台をオーバーしかかっているので、1カ月に1キロ痩せるペースで、年末に66キロ台に必ず持っていく