創造性とPDCA、確度でWebマーケティングを戦う
Webサービスはパッケージソフトウェアやエンタープライズシステムとは異なり、β版の状態でローンチして、ユーザーのフィードバックを集めながら日々、改良を重ねていくことが一般的です。
ユーザーの反応を見ながら、どういったクラスタの認知度を拡大し、サービスを継続的に使い続けてもらえるかという仕組みを考えるのが、マーケティングの役割といえるでしょう。
マーケティングの仕事をし始めてから、タスクの粒度が細かくなったという振り返りをしました。今の仕事を大きく分類すると、以下の仕事を担当しており、この大分類の先には小分類の仕事が樹形図のように広がっているというイメージです。
- コンテンツ
- 広告・プロモーション
- Webデザイン・Webサイト関連
- インバウンドのメールサポート
- セミナーなどのプレゼンテーション
チームは少数精鋭で構成されているので、必然的に担当する仕事が多岐にわたります。チームの人数が一定数以上になると、これらの大分類に対して専任の担当者が就くことになります。大規模の企業では、広告・宣伝部門とマーケティング部門が別個に存在していることの方が多いはずです。
マーケティングには多くの解釈があります。自分なりにマーケティングを定義すると「消費者をユーザーに変え、継続的にサービスを使い続けてもらうための仕組みを作る」仕事です。そのためにはユーザーの声を聞かないといけないし、消費者がたくさん集まっている場所に趣き、認知度を拡大していかなければ。サービスを知らない人には、イベントやセミナーといったリアルな場を通じたきっかけ作りも大切です。
マーケティングでは、消費者・ユーザーとの関係を作るためのあらゆる施策を、確度や成功率の高そうなものから実施していきます。その際にはPDCAを高速で回さなければならない。考えて、実施した分だけ必ずバックが来ます。
企画やマーケティングの仕事をしていると「自分は何でも屋なのかな」と思ってしまう方もいるはず。でもそんなことはまったくなく、1つの目標を達成するためにあらゆる施策の可能性を考え、実施し続けていくという創造性あふれる仕事です。
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