事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

Webデザイン受発注を成功させる共理解

[caption id="attachment_3201" align="aligncenter" width="640"]Webデザイン photo credit: activeside via photopin cc[/caption]

ランディングページの制作における振り返りをしておきたい。Web制作における受発注側の考え方の違いが分かってきたからだ。

少しの変化も詳細に伝える

まずは、細かなことでも変化が生じた場合にきちんと共有しなければならないこと。社内で戦略や計画が変わった際に、社内ではプロジェクトメンバー全員が共通の認識を持つことができるが、制作サイドはその経緯や判断の詳細を知らない。

状況が変わったという事実を伝えるだけではいけない。「なぜ戦略が変わったのか、その際に対象ユーザーやランディングページの目的はどうなったのか」といったことを正しく伝えることができないと、目的を達成するためのWebデザインは出来上がらない。

文字で共通理解を作る

決定や変更の事項は、言葉で伝えるだけでなく、文字にして受発注側の全員が認識できるようにする。例えば最初に出したデザイン案は「方向性がこれで決まっているのか」もしくは「このデザイン案を基に受発注側で改めてデザインを考えていくのか」といった細部まで、文字にして伝えることが大事だ。少しの認識のズレによって、受発注側のそれぞれの意図と大きく乖離したデザインができてしまうこともある。お互いの共通認識をつなぐのは、文字による言葉なのである。

第一印象を伝える

製作会社にとって、納入したデザインを見た時に感じた第一印象が、デザインを作る際の参考になる。「~~みたいだね」「~~な印象をうけるね」といった言葉によって、デザイナーは次の思考をめぐらし、目的を達成するためのデザインに落としこんでいく。言葉の端々が、いいデザインを作るためのかけらになる。これもきちんと伝えていきたい。

まとめると、良いデザインを作るにはコミュニケーションが不可欠である。その心は、言葉と文字で、変化や印象を隈なく伝え続けるということ。良いデザインを作るためのコミュニケーションの形が見えてきた。