Preziとマインドマップの相性がバツグンな理由
2011年12月7日(水)。
プレゼンテーションの仕事が少しずつ増えてきたので、資料でインパクトのあるものを作ってみたい。ずっと注目していた「Prezi」を使ってみることにした。これがまあ楽しい。
Preziは、1枚の大きなキャンバス上にプレゼンの要素を自由に配置し、ズーミングによって動きのあるスライド送りができるプレゼンテーションツールだ。
スライドなきプレゼンツールに受けた衝撃
このツールを使った発表を一年以上前に見た時、プレゼンツールにありがちな「スライド」という概念をなくしている点に衝撃を受けたことを覚えている。これは実際にPreziを見てもらった方が早い。対照的に、普段使っているプレゼンツールの味気なさが自分の中で際立った形だ。
Preziで実際にプレゼンテーション資料を作ってみると、すぐに使いやすさのとりこになる。プレゼンを作る際に、まずは伝えたいことや使用する図表のイメージなどを紙に落としこむ。自分はマインドマップを使うのだが、Preziはマインドマップで描く放射線状の図を、そのままの形で資料に落とし込める。
スライドだと、どうしてもプレゼンの全体像をつかむのが難しいのだが、Preziは1つのキャンパス上にプレゼンデータを落としこむだけなので、全体を常にとらえながら、細部を作り込んでいける。ここが画期的なのだ。
「伝える」ためのツールだけど、真剣に選びたい
プレゼンでは、聞き手にメッセージを正しく伝えて、行動を起こしてもらうことが目的だ。ビジュアルやメッセージの切り方、ツールの選別1つで、印象は大きく変わる。どうせやるなら、聞き手に驚きやワクワク感を与えたい。もちろんツール頼みになって中身がスカスカでは本末転倒だが、ツールの選別1つでもセンスが出る。
果たして今回のプレゼンによって、聞き手はどんな印象を持つか。Preziを実践で使うのは初なので、当日の反応が楽しみだ。