事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

変化する決意とその重さ

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2011年12月16日(金)。

会社で新サービスのリリースパーティーがあった。自分は5カ月前に入社したが、ローンチ時には全部門が協力して、1つのサービスを作り上げていく一体感を味わった。新しいビジネスモデルを打ち出し、既存の成功に安住せず、次のステージに進まんとしている。この節目に立ち会えたことを誇りに思う。

パーティーでは、サービスができるまでの紆余曲折な歴史が、担当者や部署と共に紹介された。自分が入社する前に社員全員でつむいできた道のりを、追体験できた。感じたのは、ビジネスで守りの部分と攻めの部分をバランス良く進めていこうとしているということ。

一般には、既存のビジネスで利益を出せるようになったとしても、それをずっと守り続けるだけでは次の成長が望めない。攻めの部分では、過去の成功体験を踏襲しながら、時にはそれをばっさりとそぎ落とし、新しい価値を作っていく必要がある。そのバランスはとても難しい。時には、これまでのお客様に対して、まったく異なる提案をすることにつながるからだ。

でも、会社は攻めの方向に舵を切った。社長のプレゼンテーションから、その決断の重さがありありと伝わってきた。新しい価値を作っていくことをしっかりと見据えている。決意がある。今の会社がいっそう好きになったことは言うまでもない。

自分の仕事は全体の一部分かもしれないが、それでも会社が進む方向に貢献しているという実感がある。そしてそれが、今サービスを使ってもらっているユーザーの情報共有やコラボレーションスタイルをよりよいものにしていくという確信もある。意義を感じながら、脇目もふらず仕事に打ち込める環境が得られていることに感謝しなければならない。

次の日からも、一心不乱に仕事に取り組むという決意を新たにした。前進し続けるのみだ。