事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

ソーシャルコミュニケーションの始まり

Pos

2012年2月1日(水)。

新しい期が始まり、任せてもらえる仕事が範囲が増えた。この半年はプロダクトマーケティング1本だったが、新たにソーシャルコミュニケーション関連の仕事を兼務する。プロダクトマーケティングは短期的に成果を最大化する仕事であり、ソーシャルコミュニケーションは長期的なブランディングを志向した仕事だと考えている。

これまでは短期集中的な取り組みを重ねていたが、ここに長期的な視点が加わる。これまでも自分では中長期的なマーケティングの視点を持って仕事に取り組みたいと思っていたが、改めてソーシャルコミュニケーションという役割が加わったことで、プロダクトマーケティングとは異なる視点でマーケティングを考え、実践していくことができそうだ。

ソーシャルコミュニケーションは、ソーシャルメディアを中心に潜在/顕在ユーザーとの距離を縮め、製品ではなく企業活動そのものをユーザーに理解してもらい、ファンになってもらう取り組みになりそうだ。だが、TwitterFacebookで企業から返信をもらったとしても、それで即座に企業のファンになるユーザーはいない。ユーザーサポートという枠を超えて、企業が何に取り組み、どういった価値を作ろうとしているかを深く伝えなければならないのだろう。

また伝えるだけではだめ。ユーザーの声を聞き、ユーザーが想像していなかった価値を提供していくことも求められる。数年単位の時間を費やす仕事にもなりそうだ。兼務は初めてなのでいち早く慣れないといけないが、マーケティングの仕事の幅を広げていけそうで楽しみである。