プレゼンテーションは1スライド1メッセージ、踏んだ場数の分だけうまくなる
2013年3月は仕事で2本、セミナー関連のプレゼンテーションをさせていただく機会があった。ともにNPO向けのセミナーで一方は100人以上の聞き手に対して持ち時間は7分、もう一方は20人程度に対して30分の時間でじっくり説明をするものだった。
どちらのプレゼンテーションにおいても、セミナーを初めてやったころのように緊張することはなく、平静な状態で話をすることができた。聞き手の表情を見る余裕も徐々にできてきて、プレゼン中に話の内容を変更するといったこともできるようになった。
slide:ology[スライドロジ―]―プレゼンテーション、ビジュアルの革新
- 作者: ナンシー・デュアルテ,熊谷小百合
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2014/12/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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資料の作り方は「1スライド、1メッセージ」。1枚のスライドを駆使して説明する時間は平均して45秒程度ということも分かってきたので、ここからスライドの枚数を逆算することもできる。ここ2年近くのプレゼンテーションの経験を生かすことができつつあると感じる瞬間だ。
セミナーが面白いのは、プレゼンテーション後の質疑応答や相談の時間だ。最初のセミナーでは相談ブースに10人以上の人が来てくれたし、次のセミナーでは15分近くも質疑応答の時間が確保できた。今のプレゼンテーションがどこまで伝わったか、伝わっていないポイントは何か、といった点をその場でフィードバックしてもらえる機会に等しいので、プレゼンのさらなる改良につながる。
人前で話をすることに対する漠然とした苦手意識は、いつの間にか消え失せてしまったようだ。今は多種多様なプレゼンテーションの経験を積ませていただきたいとさえ思える。この点は、今の仕事をするようになってから明らかに感じる成長である。
これまでのプレゼンテーション経験を振り返ると、7分から30分の持ち時間で、10人程度から100人以上の聞き手を対象としてきた。プレゼン内容はビジネス、NPO、コワーキング向けと幾つかのバリエーションがある。今後は、これまでにない規模や時間、分野でのプレゼンテーションの経験を積んでいきたい。今年はあと何度、プレゼンテーションの舞台に上がれるだろうか。