事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

4月1日の原点回帰。初心を思い起こし、貪欲に仕事に取り組む日

4月1日、社会人7年目のスタートはいつもと変わらない感じ。社会人1年目の4月1日は、「これから社会人として働く」期待と「自分にやっていけるのだろうか……」という不安が入り混じった気持ちだったことを思い出す。

地下鉄を降りて、会社に行くまでに学生時代の仲間からのメーリングリストを南通も受信した。みんな同じ気持ちをメールに載せて、みんなに共有していた。今の新入社員はメーリングリストではなくて、LINEやFacebookで仲間と連絡してるのかな。

1年目は、仕事に対して貢献していないのに、給料をいただけていることに引け目を感じていた。「早く一人前になりたい」という気持ちで、毎日仕事をしていた。2年目になった時は後輩が入ってきて、ちょっとした指導をさせていただくこともあった。「後輩に抜かれたらどうしよう」なんて気持ちと闘いながら、必死で仕事をしていた。

余裕が出てきたのは、3年目が終了した時だったかな。3年目の仕事で幾つか自分の中で成果が出せたと感じる点があり、やっと社会人としての素養が身についたかなと感じた気持ちは、今でも忘れることはない。それと同時に、仕事は自分一人だけで完結させることはできなくて、周りと協働しながらお客様のために手がけるものだということを実感した。

多くの人にとって、仕事の時間は人生の大半を占める。数年で終わりを迎えるようなものではなく、10年、20年、30年と続くものだ。瞬発力も大事だが、それ以上に毎日体調を整えながら、長く成果を出していくことが不可欠である。「回り道は決して無駄にはならない」という言葉をいただいたこともある。当時はその意味が分からなかったが、今になってその意味を噛み締めることが多い。

今になっても、自分の中で目標はあるし、向上心が尽きることはない。仕事は楽しく、とても奥が深い。経験を積めば積むほど、勉強しなければならないことが見えてくるし、よりレベルの高い課題が目の前にそびえ立つ。それを1つずつ打破して、一段ずつ階段を登っていくのが楽しくなればしめたものだ。

4月1日は長く続いていく仕事人生において、社会人生活をスタートさせた時の原点に回帰させてくれる特別な日である。初心忘れるべからず。新鮮な気持ちで1日を終えることができた。明日も成長を求めて、貪欲に仕事に取り掛かろう。

桧舞台―原点回帰

桧舞台―原点回帰