事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

小旅行に華を添えてくれる道の駅は、全国に1000カ所以上存在

小旅行でどこかに行った時、必ず足を踏み入れたくなるのが「道の駅」である。駅なのに、地方特有の名産品が売られていて、行くだけで楽しくなる。都会のスーパーマーケットではお目にかかれない野菜や果物があり、そのほとんどが甘くて美味しい。旅のお供に道の駅の野菜や果物は不可欠だと感じるくらいだ。 

前の会社の同期と一泊二日で行った小旅行、その道すがらで見つけた道の駅に売られていた「あいこ」というトマト。これがべらぼうに美味しかった。その土地の農家の方が作ったオリジナルなミニトマトだったように記憶している。最近スーパーで買ったトマトはどれも一味足りない中、甘くてみずみずしくて美味しい「あいこ」のトマトは、今もまだ記憶に残っている。 

小旅行をした際にFacebookでチェックインをしようとすると、よく表示されるのが「道の駅」という場所。なんだろうなあと思いつつ特に調べることもなかったのだけど、今週の日経ビジネスの特集『道の駅が地方を救う』を読んでやっと理解できた。国土交通省の所轄の施設で、無料駐車場やトイレ、飲食などを提供する場所らしい。高速道路にあるインターの「普通道路版」ともいえる施設で、現在道の駅は1000カ所以上ある。 

こういうの、良いよね。スーパーとかコンビニでは絶対に仕入れられない地元の名産品が取り扱われていて、思わず足を止めて立ち寄りたくなる場所。普段の生活はスーパーやコンビニなどで扱われるファストなモノを購入していれば事足りるけど、旅行などに行った時は地元の美味しいものをたらふく食べたい。そのニーズを満たしてくれる道の駅という場所は、都会ぐらしの人にとってのオアシスになりうる。

売る側の立場にとっては、物流費を抑えられる。結果、スーパーよりも安く搬入ができ、利益も出しやすい。なんて三方よしのビジネスモデル。遠出をする時は、もっと道の駅を活用して、小旅行に味わいをプラスしたいなと感じる次第である。

 

ロードマップ『道の駅 旅案内 全国地図 平成27年度版』 (「道の駅 旅案内 全国地図」シリーズ)

ロードマップ『道の駅 旅案内 全国地図 平成27年度版』 (「道の駅 旅案内 全国地図」シリーズ)