二郎インスパイア系ラーメン「用心棒2階」(高田馬場)。圧倒的な膨満感、そして至福の時へ
「今日は心ゆくまでラーメンを食してやるぜ」という強い心が備わった日に迷わず行くべきなのが、高田馬場のラーメン「用心棒2階」である。
食べた後に圧倒的な膨満感に襲われることは経験則で分かっているので、最寄りの駅の1つ手前で下りて、10分ほど歩く。カロリーを摂取する前の運動というささやかな抵抗であり、これをイニシエーションと呼ばずして何というだろうか。
お店の名前の通り、2階に店舗があるので、階段を上っていく。その途中ではこんな看板がある。ええ、これから大いなる戦いに挑むことを感じさせる無骨なサインである。
「ニンニク入れますか?」はサブオーダーの合図
ラーメン普通(300グラム)680円を迷わず注文。普通なのに300グラムとあり、通常のラーメン店の大盛りの量をオーダーできる。一駅前から歩いてアップを万全にしたのはそのためだ。
ラーメンができあがる直前に掛けられる「ニンニク入れますか?」という声は、サブオーダーの合図だ。「野菜、アブラ、ニンニク、カラショウ」を自分の好みに合わせてオーダーできる。
「野菜マシで」。おお、俺生まれてから今まで生きてきて初めて「野菜マシ」オーダーしたよ。多分野菜がこんもりと盛られたラーメンが運ばれてくるんだ。
二郎インスパイア系の圧倒的な量と存在感
来ましたドン! これが野菜マシの迫力。SASUKEの反り立つ壁が即座に脳裏をよぎったものの、炭水化物を摂取する前に野菜をふんだんに採っておくと体にいいんだぜ的な免罪符を発動させよう。まずは大量のもやしを胃の中にせっせと収めることに。
押し寄せるもやしと闘いながら、ようやく見えてきた麺大先生。用心棒2階はこの太麺がストロングポイントである。まるでうどんを食べているようなシッカリとした歯ごたえとコシ。おうおう、これを味わえるだけでも用心棒に来たかいがあったってもんだ。
ズルズルと麺をすすりながら、野菜も摂取。ここからは麺:野菜=1:2のペースで口に運ぶ。あくまで野菜先、麺後のリズムは崩さない。はい、この時点で膨満感80%です
ここでチャーシューに手を付ける。このチャーシュー、すんげー美味いんです。2013年に食べた数々のチャーシューの中でも1,2を争う美味しさ。一口食べるだけで、肉独特の旨味がじわっと口の中に広がる。無味乾燥なチャーシューも少なくない中、このチャーシューは本当に味が生きている。このチャーシューを味わうだけでも、十分元は取れるはず。
店の中は常にラーメンがゆでられていて、適度にホット。最終的にはTシャツ1枚に変身してラーメンをすすり続けておりました。そして完食。ふー、ごちそうさまでございます。
がっつり麺を食べたい場合は、二郎インスパイア系以外の選択肢はない
結論、ガッツリラーメンを食べたい場合はオススメ。ちょっとラーメンを味わいたい、くらいの気分の時は別のお店が良いかも。
あと300グラム+野菜マシは結構ボリューミー。自分自身少食ではないと思うけど、スタンダードなメニューのラーメン(300グラム)でお腹いっぱい。次は250グラム+野菜マシを注文することにしておこう。