即断・即レスほど、チームが気持ちよく仕事を進められる手段はない
簡単なレベルのやりとりや依頼された仕事は即断・即レス。これしか選択肢はないでしょうという話。
自分宛てに何かしらの依頼が来る。その通知を開いたその瞬間に、何かしらのレスをする。「できない」「できる」「今は難しい」、返事は何でも良い。寝かすことなく返信をすることが何より大切なのだ。
だって、その瞬間に処理しないとそのことがずっと頭に残ったままになってしまう。「いつかはあの書き込みに返信をしなければ」なんて思いながら目の前の仕事に取り組んでも、集中できるわけない。そんな状態で着手する仕事で良いアウトプットが出せるとは到底思えないからだ。
「特に重要でない」と認識した書き込みなら、そのままレスをするのを忘れしまう。これはもっとだめ。ほかのから何かしらの連絡をいただいているにもかかわらず、それを忘れてしまっていては、相手からの信頼を失ってしまう。それだとうまく仕事は進められない。
依頼した側は、どんな小さなことでも案外覚えているものだ。「いつになったらレスや行動をしてくれるのだろう?」と思いながら仕事をしているけど、最終的に何もアクションを起こしてくれなかった時の落胆たるや半端無い。
そして進ちょく確認でもう一度同じことを聞いてしまう。お互いの時間を浪費することにつながってしまうのは、仕事においては大きなロスになってしまう。
その場で即断・即レスをすることは、物事を前に進める意思表示とも言い換えられる。だらだらやるよりも一点集中して仕事を1つでも前に進める。その心意気を相手に伝えられるのも、即断・即レスの効用なのだ。
チームで仕事をするなら「即断・即レス」。意識しておくだけで、チームのアウトプットの加速度は思った以上に上がるものだ。
リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは
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