【GAP008】ディレクトリのアクセス数から全体の課題を見つける
『できる100ワザ Google Analytics 増補改訂版 SEO&SEMを強化する新・アクセス解析術』の100ワザを実践してみる「Google Analytics Practice(GAP)」。008では、ワザ8——ディレクトリのアクセス数から全体の課題を見つけよう——を実践します。
アクセス解析では、ブログ記事という「単体」に加え、ディレクトリという記事の集合体、すなわち「集合体」の部分に光を照らすと、視点の違った考察ができます。アクセス数において「商品や記事をまとめたディレクトリ<トップページ」の場合、
- サイトのブランド力が高い
- SEOがうまく機能していない(記事の1つ1つが入り口ページとして機能していないため、ナビゲーションを見るためにトップページにアクセスが集中している)
という仮説を立てて、そこから改善策を考えていくことができます。
特にコンテンツの数が多く、それに応じたアクセス数を稼いでいるWebサイトやブログは、ディレクトリ1つ1つの傾向をつかむことで、人気のあるコンテンツとそうでないコンテンツを見極めることができ、よりユーザーのニーズに即したサイト作りができるようになるのではないでしょうか。
ちなみに「saicolobe's Posterous」は、タグの部分「Weekly Works」「Google Analytics Practice」がディレクトリ構造になっています。今のところどちらもアクセス数が少なく、検索キーワードにも引っかからない集合体といえます。自分のブログは実験用なので問題ないのですが、企業サイトの運営者などは、ユーザーの検索ニーズに合致するようなディレクトリを構築する必要があるといえます。
Google Analytics Tips
- 「コンテンツ」
- 「コンテンツの詳細」
- 「表示を円グラフに切り替える」
- 「セッション数、ページビュー、直帰率などの各種指標をディレクトリごとに判断」
ディレクトリ
ファイルの分類や整理のための保管場所であり、ファイルやフォルダの位置を示す階層のことを表す。