事業会社マーケターのさんぽ道

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古川武士さん「人生のやりたいことが見つかる習慣セミナー」で学んだ習慣化が大切な理由

2011年6月5日(日)。久々にワークショップに参加してきました。習慣化コンサルティングの古川武士さんが主催した「人生のやりたいことが見つかる習慣セミナー」。このブログで何度か言及している「継続と習慣化」は、古川さんの著書『30日で人生を変える 「続ける」習慣』で得た学びの実践に当たります。自己啓発系の書籍はほとんど読まないのですが、本著に限っては別格。怠惰な自分を変えるきっかけになってくれた存在です。

 

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣

新しい自分に生まれ変わる 「やめる」習慣

 
30日で人生を変える 「続ける」習慣

30日で人生を変える 「続ける」習慣

 

 

セミナーを受講した目的は2つ。1つは自分に「継続と習慣化」という気付きを与えてくれた古川さんにお会いして、御礼を申し上げること。もう1つは「自分のやりたいこと」の方向性が正しいかを確かめ、そのために何をするべきかを実践できるレベルで洗い出すことーーでした。いずれの目的も達成でき、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

今回のテーマである「やりたいこと」については、改めて自分がどんな時にわくわくし、「やりたい」という気持ちが芽生えるのかが明らかになりました。欲求については内的(自己完結)と外的(関係性)という要因があり、私の場合は前者が「成長する」、後者が「役に立っている」というものでした。以下は私の欲求ランキングです。 

内的な欲求ーー成長する、スキルアップする、習得する、自分を磨く、学ぶ、体系化する、分析する
外的な欲求ーー役に立っている、必要とされる、評価される、期待される、尊重される、ほめられる、制限される 

言葉にするとこんな感じでしょうか。

「私自身は常に成長することを第一に考えており、スキルアップや新しい分野、手法を学び、習得することにやりがいを感じます。そして得たものを体系化、分析することで人や組織の役に立つことを目指しています。その結果、人に必要とされ、評価・尊重されることにモチベーションを感じ、また成長したいと思って新しい経験を積みに行きます」

内的な欲求は「パーソナルスキル」、外的な欲求は「チームプレイ」と考えると、これまでの経験や志向性と合致していることに気付きます。あとは「その他」として「ストレスなき環境で自由を確保する」という思いも強く持っていることが分かりました。

その後、「やりたいこと」を日常レベル(毎日できること)、生活レベル(1年以内にできること)、夢レベル(数年~数十年かかるもの)に細分化し、仕事やお金、趣味といったカテゴリーごとに記入していきます。特に「夢レベル」の記入には苦労しましたが、「多分できないだろう」という制限を頭から振り払うことで、「やりたいこと」の大枠が見えてきます。

最後は「人生の軸となる使命」を考えます。ここでのポイントは利他精神を持つこと、換言すると「他人のために自分のやりたいことをやる」ことが本当の成功であるという意味合いだそうです。自分自身の使命と呼ぶべきものは「自分が過去につまずいてきたこと」「自分に関係する人がつまづいてしまったこと」を解消したいという考え方が根源にあるようです。ざっと言葉にすると以下のようなものでした。 

Webを使う人が迷うことなくよりよい情報に辿りつけるような仕組み作りに貢献する
Webマーケティング業界やそこにいる人材がより良くするために、自分自身が実践を積み、その経験を広く伝えていく 
ワークライフバランスの追求を考える人に対して、幸せに生きていくための環境作りを提案する

いずれも今の自分が目指したい方向性と合致しており、しっくりときました。このように、実際に考え、書き出し、他者とアウトプットをしあうことで、思っていたことが形になっていきました。自分だけではこの方向性を言語化することは不可能だったと思います。あとはこれらの「やりたいこと」に向けて実際に行動するのみです。

古川さんの言葉で印象的だったのは「情報を集めるだけ集めてもやりたいことは見つからない。やりたいことは自分の外側にあるのではなく、内側にある。やりたいことに気付く状態を作り、日々考えながら改善していくことが重要」という趣旨の言葉です。今日のワークショップでやりたいことの大枠をつかむことができたので、後は日々の行動に落し込んで微調整を繰り返し、やりたいことに常に気付ける状態を作っていくことを誓います。