ビジョンが先か、ミッションが先か
2011年7月3日(日)。今日は友だちのお誘いで30人が集まり、久々のバスケ。5分のゲームを4試合実施して、早くも太ももが筋肉痛に。瞬発力を伴う運動は消耗度が激しいですね。明日に疲れを残さないためにもストレッチが必須です。
グロービスが主催するダボス会議の日本版「あすか会議 2011」がインターネット中継で放映されていました。ライフネット生命保険の岩瀬大輔副社長のTwitterであすか会議の存在を知り、岩瀬さんが登壇するパネルディスカッションを閲覧していました。
心に残った一節が「どんなに小さいことでも、行動すれば世の中が必ずよくなる。一人一人が置かれた立場でやれることをやる。マクロで語ることをやめよう。一人一人の小さな積み重ねが世界を変える」という趣旨の岩瀬さんの発言。思わずうなずいてしまいました。
例えば「世界を変える」という思いを公言すること自体はたやすいことかもしれないけれど、それを実現するまでの道のりは果てしなく長いものです。こういった言葉を耳にすることはあれど、自分としては軽はずみには公言できないくらい、とても重々しい言葉だと思っていました。
実際自分は、世界や社会といったマクロな視点よりも、自分の周囲の人や知人、家族といったミクロな対象に対して影響力を及ぼすにはどうすればいいかを常々考えてきました。いうなれば、ビジョンオリエンテッド(志向)ではなくミッションオリエンテッドに生きていくということです。
岩瀬さんの言葉は、私自身の生き方の根本にある「毎日の行動がやがて大きな目標を達成する足がかりになる」ということを代弁してくれているように感じました。そして、結局は行動し続けることによってしか道は開けないということも強烈に伝わってきました。いい意味で、日々の暮らしの中で起こすさまざまな行動は、1つも無駄にしてはいけないものなのでしょう。身が引き締まる思いです。
同時に、自分の考え方は過去と今で変わっていないということにも気付きました。昔仕事で「高校野球に脈々と受け継がれる美学、その心は?」というコラムを書きました。今読み返しても、根っことなる考え方がまったく変わっていません。私は当時と変わらず、ミッションオリエンテッドな生き方を志向していくのでしょう。そして多分、それが自分にとって幸せな生き方なのです。