事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

情報よりもストーリー、人となり

人とのコミュニケーションの取り方について、自分のスタンスを再考する機会があったので、考えたことを残しておきます。 

人が20人、30人と集まるパーティー? のような場所が苦手です。8人以上初対面が集まるグループに入ると、元来から備わっている人見知り気質をいかんなく発揮してしまいます。異業種交流会とかなんちゃらイベントの打ち上げ、みたいな場所にひるむことなく行ける人がうらやましいです。人前でプレゼンテーションをするなんてもってのほか、緊張で胸がいっぱいになります。

一方で、8人くらいまでのコミュニティーでは、ひるむことなく自分を出せます。きっと、全員と顔見知りになることができる距離感であり、始めて会う人とでも通り一辺倒以上の話ができるという期待をしているからなのでしょう。

その際の相手に対するスタンスは、「相手のことを知りたい」「もっと話を聞いてみたい」というもの。自分語りが苦手ということもありますが、それ以上に相手に対する興味が優ってしまうんですよね。自分のことは極力話さず、共通の話題を見つけ、聞いていく。その際に相手の先の先を読むといったことはまったく考えず、ただただその場を楽しむというイメージです。

あえて意識していることを挙げれば「もう1度あなたと会って話がしたいなあ」と思ってもらえるようにすること。それは結局、会話の技術やテクニックではなく、自分に人間としての面白みや深さがあるかどうかに掛かっているなあと。知識や情報を多く持っているだけでなく、それに対して自分がどう思っているか、なぜその情報を持っているかといった自分のストーリーを伝えることも大事なのかもしれません。 

自分自身の属性は最初に述べた通り、人見知りです。これはきっと一生変わらないのでしょう。それを自覚した上で、相手にとって自分という存在をいかに印象に残してもらえるか、そのために何を伝えればいいのかを、知らず知らずにうちに考え、行動に結びつけているのかもしれません。