事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

新聞はリマインダ

本日の日経新聞に、『ゴールドマン・サックス証券 発言力磨く「道場」』という記事が掲載されていました。日本で学んだ入社4、5年目以上の社員向けワークショップを取材したものです。言葉や文化の違いから自分の意見をうまく表現できない若手や中堅を鍛え、海外で活躍できるようにする取り組みということ。

 

特に印象に残ったのが「生煮えと思う段階でもどんどん報告を上げた方がウチでは評価される」「日本人から見ればやりすぎと思うくらい発言・報告していい」という趣旨の発言です。私が仕事で意識しているスタンスととても近い考え方であり、思わず膝を打って納得するとともに、ゴールドマン・サックスのようなバリバリの外資系であっても、仕事を進める上での基本姿勢は同じなのだということを知り、少し自信がつきました。 

ホウレンソウを徹底する、自分で抱え込まずにチームプレーを意識する――といった考え方は、岩瀬大輔さんが『1年目の教科書』で強く言及されていることと同じ視点です。仕事ができる人の共通項は、基本を徹底し、1つのことを粘り強くやり抜く姿勢を持っていることなのでしょう。 

こういった基本姿勢を思い起こさせてくれるのが新聞です。毎日届く新聞には、先人の知恵や企業の最新事例など数珠の情報が詰まっています。もちろんWebでもこういった情報を得ることは可能ですが、探す手間が面倒です。またWebだと自分に興味がある情報をピックアップしてしまいがちですので、自分の興味を超えてまんべんなく情報を入手できる新聞の方が、情報の活用度が高まると感じています。

タイトルの通り、新聞は自分に思考のきっかけを与えてくれるリマインダなのです。