事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

はじめてのGoogle AdWords

GoogleAdWords

2011年9月27日(火)。

今週は仕事で初物づくしです。昨日の「はじめてのワイヤーフレーム」に続き、今日ははじめての「Google AdWords」、リスティング広告も手掛けることになりました。

リスティング広告というと、広告文とキーワードを設定して、検索結果の上位に広告を出すものを想定していましたが、今回実施したのは、バナー広告とキーワードを設定し、アドネットワークを介して、想定ユーザーがいるメディアやブログに広告を自動配信するディスプレイネットワーク広告。テキスト広告よりもイメージを訴求しやすいバナーを使い、まだサービス名を知らず、自発的に検索をしない人に広告を届けられる手法です。

ここで重要なのは、バナー広告のイメージとクリック先のランディングページのイメージを合致させること。せっかくバナーを見て興味を持ってくれたユーザーがランディングページに遷移しても、そこに求める情報がなければ、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。それを防ぐために表現を考え、ランディングページを作り込んでいく必要があるのです。

作り手の立場では、「誰に何を伝えるか」がやはり重要なわけで。Webのあらゆる施策にはマーケティングコミュニケーションの素養が不可欠であることが分かります。ワイヤーフレームリスティング広告も基本は同じです。それと当時に、誰に何を伝えるかを想定したWeb施策の設計には明確な回答や道筋がなく、何度も考え、施策を実行し、振り返りを経た上で、次の施策を最適化していかなければいけません。「最適化に終わりなし」という教訓が得られます。

リスティング広告で面白いのは、施策の結果が数値で如実にあらわれるということ。バナーのイメージは同じでも、そこに掲載するコピーの違いによって、クリック率が異なってきます。自分がひねり出したコピーのクリック率が良好で、まずはほっと胸を撫で下ろしているところですが、そのコピーができあがるまでの道のりは前途多難でした。何度も考え、言葉にし、フィードバックをいただいて、いいコピーを創り上げていく。自分一人でコピーを考えられればいいのですが、そこはまだまだ修行の身。実践を通じて、成功率の高いコピーの作り方を体得していくしかありません。

週に2つも新しい仕事に携わると、その習得に時間を使ってしまいますが、両方ともできるようになった自分を想定すると、やはりわくわくしてしまいます。Webに関連するマーケティングはすべて習得するという意気込みを持って、新たな分野を開拓し、仕事の幅を1つずつ広めていきます。