集めて、捨象して、シンプルにつむぐ
2011年10月21日(金)。
「簡潔さは究極の洗練さである」(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
「不要な部分を削ぎ落してこそ、クリエイティブな発想が生まれます」(佐藤可士和)
ふいに、仕事のマーケティングコミュニケーションと2011年の目標である「継続と習慣化」の片づけに共通点があることに気付きました。
マーケティングの仕事で大切なのは「誰に何を伝え、動かすか」。そのためにはメッセージやビジュアルを1つにしぼり、極めて簡潔な形のクリエイティブに落としこみ、潜在層を顕在層に変えていかなければいけません。
片づけの目的は、モノや情報、思考を整理すること、自分にとってそれが必要かどうかを判断すること。シンプルになった部屋で生活し、机に向かって仕事をしていると、仕事が進み、いいアイデアが浮かんでくることが多いです。
ともに「簡潔さを求めて、余計なものを捨て、必要なものだけを選んでいくこと」が本質なのだと思いました。
思い返せば、このブログもそう。あまたあるインプットをじょうごに入れ、本当に必要なエッセンスだけをアウトプットとして出し続ける。紡ぎだされる言葉は、インプット総量の1割にも満たないくらい。でもそうやって言葉になったものが、血となり肉になっていると実感できます。
仕事、そして生活には「考える、整理する、抽出する」という共通点があることが分かりました。あまたある思考や考えという点を、言語化によって線でつなぐことができると、頭の中がすっきりしますね。PDCAがうまく回せている証左です。