「次工程はお客様」、忘れることなきその精神
自分1人で仕事をする場合、ミスが出てもすぐにリカバリーが効きますが、関係者やレビュワーなど複数人がその仕事に関与していると、1つのミスで多く人の時間を奪ってしまうことになります。責任範囲が自分以外のところに広がると、ミスは全体の生産性を著しく下げてしまいます。自分のミスが発端で仕事が前に進まないような状況になってしまったら、悔恨以外の何物でもありません。
「次工程はお客様」――。仕事は一人ではなくチームでやるもの、だからこそ次の工程に仕事を託す時は「お客様に仕事を渡す」かのように、非の打ち所のないアウトプットを出す。この意識が大切ですね。忙殺されるとついつい忘れがちになってしまいますが、そういった時こそこの言葉を思い出せるようにしたい。「働く」は「傍(はた)を楽にする」とも言いますし、仕事は一人では完結しないということを強く心にとどめておきます。
最近はマーケティングコミュンケーションという仕事の手法のことを多く振り返っていましたが、久々に「仕事に取り組むための基礎」について考える機会がありました。まだまだビジネスパーソンとしての下地を磨く余地があるということです。仕事は本当に奥が深く、そして奥ゆかしい。毎日成長を感じることができてこそ、仕事をもっと楽しむことができますね。
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