事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

アウトプットがすべて

今年自分の中で大きく変化したことがある。PDCAを細かく回し、悩む時間を最小化して考える時間を増やし、アウトプットと実践の質と量を増やすように努めたことだ。実践が伴わない情報収集を捨て、仕事を前に進めることだけを考えて、仕事時間を配分してきた。
数カ月間続けてみると、もっと多くの仕事を、より早く手掛けるという仕事の芯になって現れた。それまでは実践が伴わない行動が大半だったので、仕事のスタンスを大きく変えたことになる。

スタンスの変化について紐解くと、Webを通じたプロダクトマーケティングに携わるようになったことが大きい。Webマーケティングは実践してナンボの世界。仮説を立てた上で、即座にWeb施策に落とし込み、結果を検証して最適化をし続けることで、成果が積み重なってくる。

机上の空論を振りかざす時間は一寸もなく、実践が何よりものを言う分野だ。しかもWebマーケティングは手数が多い。広告、コンテンツ、Webディレクション、ユーザーサポートなど、日々の仕事が多岐に渡っているのだ。場数を踏んだ分だけ、できることが増えていく。質と量とスピードの担保が必要な仕事は、自分の性格ととてもマッチしている。

重要かつ緊急な仕事からやる

もう1つは、自分がロールモデルとしている人材の仕事のスタンスには、共通点があることが分かったからだ。「重要かつ緊急な仕事から着手していく」「いつまでに終わらせると宣言する」「情報は目的を達成するために収集する」「アウトプットによってのみ、仕事が前進する」といった考え方や取り組みは、仕事をするすべての人の基礎といえる。仕事で成功している人は、こういった基本をぶらすことなく実践し続けている。

応用が効くのは、基礎がしっかりとしているからにほかならない。できる人ほど、基礎をないがしろにしないという姿勢が見えてきたことで、「そのレベルにも達していない自分は、毎日基礎を意識してアウトプットを重ねていかないと、ロールモデルの人に一生追いつくことはできない」と感じた次第だ。だからこそ、毎日考え、アウトプットをし続ける。言うなれば、このスタンスこそ自分が成長するための一番の近道だ。 

意識して、実践し続ければ人は変わる。怠惰だった昔の自分は、過去に置いてきた。さよなら、数カ月前までの自分。こんにちは、毎日高揚感を感じながら働く今の自分。