事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

激動の2011年、転機の2012年

2011年が終わりを迎える。今年中に仕事・生活の両面で振り返りができたのは収穫だった。小さいながらも、毎日一歩ずつ前進できていることを言葉で落とし込めたからだ。

激動の1年、仕事と人生に対する考え方が変わった

2011年は激動の1年だった。転職を2度経験し、仕事観・人生観が大きく変わった。憧れは時に自分の本質を見誤らせてしまい、窮地に陥れることになる。自分の場合、すべてを投げ捨てて仕事に没頭するという選択で毎日を生き生きと過ごせない性格だと分かった。仕事と生活のバランスが取れる環境が何より大事だということだ。

また客観的な立場ではなく、主観的な立ち位置で仕事をしたかった。長い時間を掛けて、1つの仕事に打ち込みたかった。受発注でいうと発注側の経験が必要だった。今、何1つストレスを感じることなく仕事ができているのは、自分の特性を生かせる環境に見を置いているからだ。

怠惰な自分を変えたかった

怠惰な自分を変えたことも大きな変化だ。自分を律することができず、楽に生きたいと思うタイプだったが欲が出てきた。仕事で成功したいと強く思うようになった。2度の転職を経験し、仕事に対して背水の陣で臨まざるを得なくなった。中途半端な仕事をしていると、誰にも認めてもらえないと思っている。自分が一流と思う人たちの思考と行動をトレースするようになった。

共通していたのは、夢や思いを持ち、価値を作り出すために毎日事を成し遂げるために継続と習慣化を徹底している点だ。時間が有限であることを理解しているようにも思えた。一流になりたかったから、生活の根本を時間を掛けて変えていった。それは「継続と習慣化」という目標となり、怠惰な自分はいつの間にかいなくなった。

思い通りにいかないことの方が多いのが人生だ

人間関係では、お互いが同じ方向を向いていても、手と手を取り合えないことがあることを学んだ。運命といえばそれまでだが、理由を聞き、きちんと腹に落ちた。今は相手の幸せを願うばかりである。自分本位の考え方が薄まり、相手を尊重し続けたいという気持ちが強まった。内面がほんの少しだけ、変化した。

東日本大震災を体験し、1日1日を悔いなく生きるという決意を新たにした。2011年にやり残したことは1つもない、後悔することもない。前を向いて淡々と行動できるようになった。2011年は激動の1年だった。青雲の志を胸に秘め、2012年を転機の1年にする心構えだ。