事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

悩まない、すぐにやる

2012年の仕事始めだ。初日からワクワクする仕事がたくさんあり、それを1つ1つ手掛けていく。やるべきことが目の前にたくさんあるのは、とても恵まれている。年末年始で2011年の振り返りを行い、2012年にやるべきことを定義し直せたので、迷うことなく前進していける。

チームメンバーと早速、2012年の仕事の進め方について話し合った。お互い、今年やりたいこと、やるべきことを持ち寄り、ビジネスのゴールと照らしあわせながら、優先順位を付けていく。自分はWebを通じた空中戦、もう1人はリアルの場を通じた地上戦に注力する。このバランスは、Webサービスで営業・マーケティングを実施する場合に均衡が取れている。

1つ気になるくだりがあった。やりたいことが多すぎて、どれに手をつければいいかが分からないということだ。頭の中ではやりたいことが渦巻いているが、優先順位が付けられなかったり、そもそも着手すべきことなのかが分からず、迷っている状態だった。

打開策として、まずは紙に考えていることをすべて書き出してもらい、頭の中を空っぽにしてもらうことから始めた。自分は仕事において、悩む時間を最小化し、考え、実行する時間を最大化したいと常に考えている。悩んでいる時間は何も生み出さない。やりたいことが多すぎて次の一歩が踏み出せないなら、いったんそれを紙に落として可視化することで、頭の中が明瞭な状態で優先順位付けができる。

後は決めの問題。チームで達成すべきことと照らしあわせながら、重要かつ緊急なものから着手してもらうようにする。今後どう動けばいいかが腹に落ちたようで、一安心。あとはアウトプットを積み重ねるだけだ。

話し合いをしている時に、「どうすれば大量の仕事を回していけるか」という質問を受けた。確かに毎日すべきことがたくさんあるが、自分はマルチタスクには向いていないことを理解している。その場ですぐに仕事に着手し、やるべきことを抱え込まないようにしていれば、イレギュラーな仕事が入ってきた場合でもすぐに対処できるリソースがある。悩む時間をゼロに近づけ、「ためない、すぐにやる」をただひたすら実践しているだけである。

この姿勢は最近身につけたものだが、しっくりときている。成長には実践が必要であり、実戦経験を積み重ねるには、常に一定のリソースを確保しておくしかない。シンプルな基本原理だからこそ、応用も大いに効かせられる。