事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

マーケティングに役立つ6つの能力

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2012年1月15日(日)。

マーケティングを担当して半年が経つ。その中で、あれば役に立つ能力がうっすらと見えてきたので、軽くまとめておきたい。ちなみに、完全なる主観である。

・きめ細やかさ

マーケティング手法は多岐にわたり、実践する手数も多い。常にマルチタスク、マルチプロジェクトは当たり前。そんな時に大切なのはきめ細やかさ。1つ1つの施策に対してスピード感を失わず、かつきめ細やかに実行していく必要がある。

・イシューを見極める力

手数はいくらでも増やせるが、ビジネスの成果に直結する施策から実施していかないと、投資対効果が薄れる。どの施策や計画が最たる成果につながるか、イシューはどこにあるのかを考えぬく力が不可欠。

・相手に対する配慮

マーケティングという言葉は何だかかっこいいが、やっていることはユーザーや顧客に価値を伝え、動いてもらうこと。とてもシンプル。相手に対する配慮や敬意がなければ、施策は空回りする。地道に関係性を構築していく姿勢がないと務まらない。

・調整能力

マーケティングの多くは、一人では実現できない。チーム、パートナー企業、社内の別部署の信頼関係があって初めて成立する。マーケティングはプロジェクトであり、社内外のメンバーとビジネスを推し進めていくための調整能力が求められる。調整能力を分解すると、タスク処理能力と信頼関係を構築する力。

・ワクワクする心

特にWebの世界では、新しいマーケティング手法が際限なく生まれる。それらの1つ1つにときめき、実践してみようとする心が大事だと分かる。手法はあくまで手法だが、多く経験しておいて損になることはない。ワクワクがないと、手法を試す気も起こらないはず。

・専門分野

何か1つ得意技があると、それを軸にしたマーケティングが展開できる。自分の場合は今のところコンテンツマーケティング。コンテンツを作る視点は、「伝えて、動かす」というマーケティングコミュニケーションの基礎になった。分野は何でもいいけど、「これはほかの人には負けない」というモノがあれば、ほかのマーケティング分野との掛け合わせも可能。