『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』。競合を真似せず、己を磨く
久々に読書欲がムクムクと湧いてきたので、今週はインプットを多めに。今日読んだのは『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』。読後感を走り書き。
- 作者: デイヴィッド・ミーアマン・スコット,ブライアン・ハリガン,糸井重里,渡辺由佳里
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/12/08
- メディア: 単行本
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競合を真似しない。存在意義を高め続ける
真似よりもオリジナリティ。真似をすると互いの商品価値が下がる。それよりも、自らのクオリティを上げ続け、競合と異なるポジショニングを保ち続けることで、結果として多くの人に選ばれる。
コミュニティーを作る
サービス提供側の一方的なメッセージを発信しても意味はない。一番はユーザー同士が自由闊達に楽しみ合うコミュニティーを作ること。禁じるのではなく、自由を許容する。これにより自律的なコミュニティーが自ずと出来上がってくる。
付加価値を付ける
ブランドに共感するユーザーには、常に特等席を用意する。中間業者を入れてばら売りするのではなく、常にユーザー(ファン)と密にコミュニケーションを取り、最善のサービスを最前のファンに提供する。プレミアムや付加価値を提供することができれば、ファンを魅了し続けられる。
最後に
これからのマーケティングを考える上でのヒントが満載だ。マーケティングにたずさわる人は、原理原則を勉強できる仕上がりとなっている。戦略の立案や計画で迷った時は、そっと本著を開いてみるといい。きっと、現状を打開するアイデアが浮かんでくる。