事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

新しい職場での、今までにない半年。マーケターとして「そもそも」を考え続ける人になれるか?

今の職場で働き始めてから半年が経った。部長と半年間の振り返りをしながら、手掛けてきた仕事の棚卸しをした。実行できたのは、コンテンツマーケティング。ここを期待して採用してもらった(と思っている)ので、本職が評価につながって一安心だった。

実行できなかったのは、マーケティングの基礎力や根源的な部分の理解に基づいた施策。志向がWeb寄りになっていて、Web施策による手段を増やすことに力を入れすぎていたようだ。この日記でもたびたび、リスティング広告アクセス解析、Webディレクションのことを取り上げてきたが、これらはあくまでもマーケティング施策の枝葉であり、ビジネスの目的を達成するための一手でしかない。

もちろん、自分の中では目的を達成するために必要なことだと定義した上で、どれを実践していくかを取捨選択していたつもりだ。だが、チーム内で「Webに傾倒している」という印象が先に伝わっているとすれば、それは自分の伝え方がよくないということだ。そして指摘の通り、マーケティングに対する根本的な理解はまだまだ発展途上だと思っている。

また、さまざまなWeb施策を実施してみて、Webはあくまで手段の1つにしかすぎないということを強く実感できた。限られた時間の中でビジネスの目的を達成するためには、Web施策だけに傾倒するのは良くない。Web以外にも視野を広げ、常にイシューを見定めながら、効果を最大化していく必要がある。

もちろんWebマーケティングを軸にキャリアを築いていく気持ちは不変だが、そこだけにこだわって視野がせまくなってしまっては仕方ない。マーケティング戦略全般を立案し、実行していける人材になるために、いい気付きができたと思っている。

入社してからの半年間は、人生で一番といえるくらい時が早く経った。それだけ充実していたのだろうし、毎日集中しながら楽しんで仕事ができたということなのだろう。次の半年は、この半年以上の成長を追い求める覚悟だ。

入社1年目の教科書

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