事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

Webサービスを広める立場という共鳴

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「イベントにも出て、コンテンツを作って、営業もして、一体どんな仕事をやっているんですか?」

仕事に対してこんな風に聞かれることがある。Webサービスを広める役割を担うこの仕事、自分では「マーケティングコミュニケーション」だと定義をしているが、なかなか分かりにくいよね。AmazonとかMicrosoftといった大手企業の場合、こういった役割を務める人は「Evangelist」と呼ばれる。さながら、ソフトウェアやサービスの意義や価値を伝える「伝道師」といったところかな。

自分の仕事も、肩書きこそ違えど、Evangelistのみなさまがやっていることと通じるものがあると思う。いくら良いサービスを世に出しても、それを知ってもらえなければ、使ってもらえない。サービスを「認知」してもらい、「使ってもらう」。その上で、使い続けてくれるように継続的に「サポート」をしていく。この一連の流れにおいて、さまざまな施策を実施していくのが、今の役割だ。

今日は、こういった取り組みをしている人に出会った。企業向けソフトウェアを広める立場を担っている人だ。話を聞くと、自分の仕事ととても似ている。コンテンツを作り、利用者にその情報を届けることもあれば、イベントに出てサービスの価値を伝えることもある。既にサービスを使ってくれている人に取材して事例も作るし、利用者からの問い合わせにも解答する。手数が多い仕事だが、サービスの販売から活用といったフローに一気通貫でかかわれるとても魅力的な仕事だ。

Webサービスを展開するスタートアップ企業のマーケティング担当者」といった立場の人が一番近い仕事をしているのかな。自分の周りではそういったことを専任でやっている人が身近にいなかったので、とても話に花が咲いた。仕事の面白さも、苦労するポイントも気兼ねなく共有できる。所属する組織は違えど、同じ志を持って仕事に取り組む同志に出会えたことは、素直にうれしい。

同じような仕事をしている人で集まって、酒を酌み交わしながら、それぞれの志についてざっくばらんに話し合える場があればいいな。そんなことを感じた出会いだった。