「誰に」「何を」というコンセプトを徹底的に考え抜く習慣が、マーケターを強くする
年末の一人恒例行事、2012年にやってきたToDoを整理し、振り返る時間を取った。今年は約70個のタスクを完了させた。特にコンテンツや事例記事、プレスリリース、寄稿など、書き物・編集系のタスクが多かった。「常にキーボード叩いてますよね」なんて社内の人から言われることもあったが、ほぼ間違いない。
マーケティングコミュニケーション担当者のアウトプットに従事した1年
タスクを大別すると、以下のようになる。これらをまんべんなくこなしていた印象。マーケティングコミュニケーション担当者の一般的なタスクとして、広告以外のことはあらかた経験できた。
- コンテンツ制作:読み物、事例、プレスリリース、ニュースレター(メールマガジン)関連
- 制作:パンフレット、イベントで使うパネル関連、Webディレクション
- セミナー、イベント:資料作成とプレゼンテーションの実施
- プロモーション:Webキャンペーン、プレゼントキャンペーンなど
- ユーザーサポート:問い合わせ対応、アクティブサポート
特に貢献できたと思えるのは、事例コンテンツ。2012年までに合計50の事例を公開することを密かな目標としてきた。これはギリギリ達成できたので、安心して2012年を納めることができそう。
「誰に」「何を」というコンセプトを考え抜けるか
これらの仕事を通じて「誰に」「何を」伝えるか、というコンセプトの部分を考えることが身についた。
マーケティングコミュニケーションを仕事にする上での基礎の基礎に、改めて時間を掛けて向き合った印象だ。まずはコンテンツを作る前に「誰に」「何を」伝えたいか、という部分を考えられるようになったのは、1つの成長かもしれない。
半年の仕事を振り返る面談で、「もっと本質を考えて、施策レベルに落とし込める人になってほしい」というフィードバックをいただいた。
これはとてもうなづける指摘で、基礎をないがしろにしてテクニックに走ってしまいがちということを表している。施策を打つだけなら誰でもできるので、もっとコアになる部分を考え、もっと大きな視野で仕事に取り組んでほしいというメッセージだと受け取った。
今は細かなタスクが多くて、ゼネラリスト志向の仕事になっているけど、将来は特定の分野に長けたスペシャリストとしての仕事ができればと思っている。基礎力を磨いたこの1年の経験を生かして、自分のなりたい将来像に近づくための仕事の仕方を考え、実践していく。そんな2013年になりそうだ。