事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

積ん読と情報収集をやめて、最初に「考える」ことにした

2012年から意識している情報のとり方がある。「勉強のための情報収集をしない」ということだ。情報は受け身の状態でもがんがん擦り寄ってくるので、意識していないとその情報を消費することで満足してしまう。

けど、情報収集は本来、何かしらの目的があって、それを実現するために足りない知識を補うもの。目的なく情報を集めても、それを行かせなければ意味がない。時間は有限なんだから、常に考えながら情報収集をしていきたい。

本の多読をやめ、目的意識を持って1冊を読み込む

というわけで、なんとなく読みたいなあと思って書籍を購入し、積ん読にしておくことをやめた。これまでなんだかんだで、月に1万円ほど書籍に投資していたけど、読まない本もたくさんあった。この無駄が省けるのは気持ちいいし、目的ありきで本を購入したほうがきちんと読むし、内容も身につく。

目的意識ありきで書籍を購入すると、それを読むだけでなく、得た内容から目的を達成するためにどう生かそうかと考えるようになる。これが効果てきめん。これまで本を読んでも頭に残っているものはほんのわずかということが後を絶たなかったんだけど、今は1冊の本からいろいろ考えられるようになっていると実感する。

結局は、目的意識を持って1冊の本を読む方が、多くの本を購入して多読するよりも得られるものが多い。1冊の本からさまざまなことが学べるようになったあかつきには、同じテーマの本を複数冊購入して理解を深める読み方に変えていこう。 

Webの情報収集も、目的意識を持ってやる

Facebookを見ているといろんな情報が流れてくるし、RSSGunosyといったニュースリーダーを使うと、話題になっている情報を簡単に集めることができる。ただし、それを全部読んでいると時間がいくらあっても足りない。

Webの情報収集をする際も、それをやる目的をまず考える。「これがやりたい」「これができるようになりたい」というゴールがありきで、情報収集をはじめる。明確なアウトプットがあって、それをやるためには「この情報が足りない」と認識することが大事。

経験則になるけど、情報を集めに集めた状態からアウトプットを作っていくというやり方は、時間効率が良くない。情報収集とアウトプットをつなぐには自分で考えるしかない、とようやく気づいた。

書籍もWebコンテンツも、目的ありきで読むと、得られるものは以前よりもずっと大きなものになる。

 

仮説思考―BCG流 問題発見・解決の発想法

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論点思考

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