事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

思考の習慣化を通じて感じる変化、自然と頭が思考モードになる

2012年1月の「継続と習慣化」、その1つが「意識的に考える時間を作ること」である。知識や情報収集に頼らずゼロベースで思考し、答えを出す習慣を身につけたい。苦手としてきた「考えること」を習慣にして、いつでも考えられるようになることが目的だ。

 

習慣化において大切なのは、ベイビーステップで始めて、毎日の生活に習慣を取り入れること。今回はそれを意識するために、「考えた時間」をほぼ日手帳に忘れずに記録している。「自分の頭で考えて答えを出す」という過程の時間のみを計測し、情報収集や作業、分析の時間は含めていない。

 

それによって、1月初旬の自分に対して、少しだけ変化が生じてきた。

成果物を出す前の時間をカウント

具体的に何を「考えた時間」としてカウントしているか。コンテンツや成果物を作る前に、コンセプトやコンテンツの構成案を考える。電車に乗っている時に、読んだ新聞や書籍のことを思い出し「自分ならこう考えるのに」と思いにふける時間。これらを記録することにしている。

 

1日の思考時間は1〜2時間、これを倍に

 

1週間程度の記録を振り返ると、考えることに費やす時間は1日当たり1〜2時間程度。睡眠時間を除いた1日の活動時間を18時間とすると、最大でわずか9分の1しか思考していないことになる。この時間は倍くらいに増やさないといけないのではないかと感じている。

 

自分で考えたことは、記憶に残りやすい

 

当たり前のことなのかもしれないけど、考えたことはずっと記憶に残りつづける。考えなかったことよりもずっと長く。理解したこと、自分で答えを出したことが頭に自然とインプットされているのだろう。

 

何事に対しても自然と「考えられる」状態に

 

思考の習慣化を続けるにあたって、「自然と考えている状態になる」と感じる時が何度かあった。議論をしている時、フィードバックを受けた後、誰かの話を聞いた時……自分の頭が動いていることが意識できるようになった。大きな変化である。

 

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