事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

モノを長く使い続ける大切さに気づいた時、購入価格以上の価値が宿る

無駄なモノを買わない生活を進めながら、大事な物は長く使い続けるというスタンスを取り入れて数カ月が経つ。前者は断捨離と片づけの継続と習慣化により徹底できた。後者については、意識せずにできるだけモノに愛情を注げるようにしたい。そのために何をしているかのお話。

 

たいていのモノは購入した瞬間に喜びがピークになり、使い続けるうちに段々と愛着がなくなっていく。当然使い続ければ劣化もするし、新しいモノに目移りしてしまいかねない。そこで購入した時の初心というかワクワクした気持ちを忘れないようにするために、購入した日をほぼ日手帳に書き留めることにした。

 

2012年の12月から2013年の2月までに、数千円〜数万円で購入したモノを手帳の月カレンダーに書き込んでいる。いずれも購入してからわずか数カ月しか経っていないが、購入する時に感じた愛着を忘れることなく、使い続けられている。

 

ほぼ日手帳は毎日肌身離さず持ち歩いていて、1日のはじめに必ず月カレンダーを開く。すると、購入したモノが目に入ってくる。「ああ、自分はこの時にこんな気持ちで商品を買ったんだなあ」という物語がよみがえってくる。すると、もっと使い込んでいこうという気持ちが生じてくる。

 

やっていることは手帳に買ったモノを書いておくだけ、というシンプルなものだが、これによってモノを大切に使うという考え方が途切れなくなっていることに気づくだけでなく、購入価格以上のモノの価値を感じるきっかけにもなる。一石二鳥である。

 

これだけモノを大事にし、長く使っていこうと思えるようになったのは、今までで初めての体験だ。もともと物欲が少なかった自分だが、人生に彩りを与えてくれるモノの価値を知るにつけ、物欲が湧いてきたように思う。良い変化ととらえて、これからもモノを大切にしていきたい。