事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

変化を拒むことは、成長を拒むこと。変化という前提の先に安定がある

変化を拒むことは、成長を拒むことーー。自分の弱さを一点のくもりもなくビシっと指摘されたような気がした。ちきりんさんのブログエントリー『成長したければ、ひたすら変化すべし』を読んだ読後感である。

自分自身「決めたことが覆される」という瞬間がとても苦手だ。合意を取った上で仕事を進めているのに、途中でまったく別の取り決めが起こり、仕事のペースが乱れるのが嫌だったりするのだ。でも、これは自分よがりの考え方なのかもしれないな、と感じたわけ。

ビジネスの世界では変化するのは当たり前。特に自分が仕事をしている分野では特にスピードが早い。変化ありきの分野で働いているわけだから、自分自身も絶えず変化していくことが求められている。薄々気づいていたけど、気づかないふりをしていたなあと恥ずかしくなったのである。

仕事は数をこなせば慣れてくるし、最初に取り掛かった時よりも時間を掛けずに成果物が出せるようになる。「しんどい」と感じることもあまりなくなるし、考えずにアウトプットが出せてしまったりもする。

けど、変化を前提としなければ、今出している以上のアウトプットはどうやっても出てこない。頭では分かっているけど、ついつい楽なやり方に流れてしまいがちなのが、自分の弱さだ。

自分の性格としては、リスクを取らず、石橋を叩いて渡るタイプである。冒険を好む性分じゃないし、できるだけ安定していたいと思う。でも、その考え方自体がリスクそのものなのかもしれない。「安定し続ける」という前提はビジネスの世界ではありえないし、「変化し続ける」ことが常識なのだと思う。 

変化することが「常識」だと体に叩き込めたら、仕事における「スピーディーな変化」も受け入れられるようになるはず。変化を怖がらず、自ら変化していくことを自分に課せば、そこにある新たな「安定」が見えてきそうだ。 

自分のアタマで考えよう

自分のアタマで考えよう