福井県の東尋坊で味わう容赦ない大自然、冬の観光スポットに最適な理由
2013年12月28日(土)。里帰りをしている大学時代の知人に会いに福井県へ。この日は日本各地で雪が降る日ということで、高速のインターで車にチェーンを巻きながら、数時間掛けて福井県にイン。
せっかく福井県に来たからということで、スポット「東尋坊」に行ってみることにした。旅をともにしたメンバーの一人が調べておいてくれたんよね、ほんまありがたや。
東尋坊という圧倒的な景色を見て感じたこと
東尋坊の看板がこちら。崖に行く手前は遊歩道になっていて、お店も幾つかあったりする。立て札の奥に目をやると、荒波が寄せては返している状態だ。
崖の近くに行って見下ろしてみる。当日は豪雪と強風が吹きすさび、容赦なく体温が奪われていく。無駄な動きをして体温を上昇させながら、波打ち際の近いところまで降りていった男3人。
粒上になった潮を浴びるのもまたオツなもんでしょと余裕をかましていると、荒波がざばっと押し寄せてきて、背中一面と頭がかなりぬれる感じに。油断大敵とはこのことだと思いながらも、修行と割り切ることにしてみた。
見るからに断崖絶壁。突端までは行けないんだけど、中腹くらいまではなんとか歩いて行ける。「足を滑らせたら一巻の終わり」という言葉が頭をよぎる中、ちょっと奥まで入っていけた。
「東映の最初のシーン」をはるかに超える高さの波が常時寄せては返す。岩の密度が高いところは、引き波がきちんと海に放流できない状態になり、残存した波はまるでクリームのように漂う。
隣接する「東尋坊タワー」。何があるのかよくわからないけど、東尋坊が見たかったので思いっきりスルーしたのは内緒だ。
東尋坊は自殺の名所? それとも観光スポット?
東尋坊のもう1つの特徴は自殺が多いスポットだということ。詳しくは調べていないが、そういう場所らしい。東尋坊に入る手前には電話ボックスがあって、中を除くと自由に電話ができるようになっている。あなわびし。
それだけではない。東尋坊に入るまでにはおみやげ屋や食事処が立ち並び、さながら観光スポットの様相を呈している。実際、家族連れやカップルも来ていて、観光にちょうど良い場所になっているようだ。
コンビニで見つけたガイドブックでも「東尋坊」は一番最初の特集に取り上げられていた。行ってもいいやん、むしろ行くべきやん東尋坊。
何も考えずに崖に立って、大自然を味わえばいいじゃない
東尋坊は人の心を打つ景色だ。切通しの崖に押し寄せる白波に、大自然の営みの力強さを感じない人はいないはず。崖に立って海を見ながら雑念を捨てて眼前の風景を味わう。そんな場所として適していそうだ。
福井旅歩記はこちらに続きます↓
一緒にいった山ボーイの東尋坊ブログも読んでおくといいよ↓