7年の喫煙生活に見切りをつけ、一瞬で禁煙を決意したたった1つの理由
禁煙日記1日目:始まりは突然に
2013年12月8日(日)の18時すぎに最後の1本を吸った。そこからタバコを吸わない禁煙生活が始まった。このメモは12月9日の夜に記録しているので、丸一日たばこを吸っていないことになる。喫煙しない1日が訪れたのは、実に数年ぶりだった。
禁煙セラピーという本との出会い
もともと禁煙したいなーと漠然と思っていたけど、「絶対に禁煙する」という明確な意志はなかった。意図的にタバコを吸わない1日を過ごせることもあったので、「あ、いつでも辞められるなあ」と思っていたけど、まあいいかと放ったらかしにしていた。
ではなぜ禁煙を始めるに至ったか。きっかけは『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』という本をたまたま図書館で見つけたこと。「確かベストセラーだったよなー」程度の記憶だったけど、何十年か前に発行されて何十刷りもされていたので、まあ読む価値あるかくらいの感じでパラパラと読んでみた。
読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)
- 作者: アレン・カー,阪本章子
- 出版社/メーカー: ロングセラーズ
- 発売日: 1996/05/01
- メディア: 新書
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するとこの本、タバコに関するさまざまな事実を淡々と書いているだけなのだ。だがその1つ1つが喫煙者にとっては結構ズシリと来る内容なのである。「タバコを吸うことで良いことは1つもない。あるのは害悪のみ」。おお、とてつもない断定である。これはまだ序章。
「タバコはニコチンという麻薬を摂取する行為であり、麻薬が切れるから人はニコチンを摂取したくなる」「致死が1番多いにもかかわらず、騒がれない。それがタバコなのである」。うんうん、確かにそうだと読み進める。
こんな感じで、タバコをやめる動機付けにつながる事実が50項以上書かれている。これまで何気なくタバコを吸っていて、吸う明確な理由なんて1つもなかった。「だったら辞めてもいいんじゃない、ってか辞めて何一つ不都合はない」って素直に思えたのが『禁煙セラピー』の一番の力だった。
ノンスモーカーになってみて思ったこと
どうせいつかタバコを辞めないとと思っていた。この本を見つけたことで、「辞めるタイミングは今なんだ」とさえ思えた。手元のタバコは残り2本・この2本を吸った後はノンスモーカーになると決意した。
最後の1本を吸ってから丸一日が経った。別にタバコを吸いたいと思わない。依存心のようなものも芽生えない。ニコチンを摂取しなければという反応も怒らない。吸いたい気持ちよりも、体の中に致死に至る毒物を入れることに対する抵抗感の方が強く感じた。
あれ、なんであんなに毎日モクモクとタバコを吸っていたんだろう? よぎるのはかつてに対する悔恨の念。「習慣?」「ただ何気なく?」。本当に意味なく怠惰に吸っていたんだなあ。あー無駄無駄、そういうの1番嫌いなのに、なんてムダなことをしていたんだ。
自分の意志でタバコを断ち、7年ぶりにタバコを吸わない1日を迎えることができた。禁煙外来などを使わずに、気持ちの切り替えで初めた禁煙。その最初の一歩を振り返る。
21日の意識的禁煙生活、スタート
『読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー』によると、体内から99%のニコチンが放出されるのは、禁煙を初めて3週間が過ぎてから。3週間タバコを吸わずに生活できれば、本格的ノンスモーカーになれる。というわけで、記録をつけながら3週間ノンスモーカー生活に挑戦してみたい。
しかし、本当に吸いたくなくなるもんやね。もっと早くにやめておけばよかったよ。1日目の禁煙生活は無事コンプリートである。
次回はノンスモーカー生活2日目に入ります。