1年間支出管理をやってみた結果「浪費を抑え、投資割合を増やす」
2013年は支出管理を極めることが目標だった。1年間での貯蓄額を決め、それを12に分割して毎月堅実に貯めていく。目的は、支出を完全にコントロールすること。無駄なものにはお金を払わない生活を徹底し、貯められる体質を作っていくことを目指した。
これまでは使いたいだけ使って、残ったら全額貯金するというやり方。もともと物欲が強くないこともあってか、このやり方でも少ないながらも貯金はできていた。ただ、この支出管理はザルでしかなく、浪費を管理することができていなかった。
支出の中の浪費とは、おやつやコーヒーなどの間食に値するものである。これらは食事ではなくジャンクフード。体にも良くないし、懐事情を少なからず圧迫する。もちろんこれ以外にも浪費はあるのだが、改めて浪費を記録し続けることで、それらを抑えられるだけ抑えてみようというチャレンジなのである。
浪費は意識してキレイに削れるようになった
支出コントロールを始めたのは2013年5月。ちょうどゴールデンウィークの期間中に、お金の管理の仕方を変えようと思ったわけだ。1年弱コツコツとやったのは「Zaim」を使った支出の記録。買ったものはすべてZaimに記録し、1週間ごとの支出を振り返る。その中で「浪費」になっているものを割り出し、その割合を少なくしていくようにした。
おかげで1年間、初めて支出をコントロールしながらお金を使う形で生活ができた。一番効いたのは、地道な記録だ。1週間に2000〜3000円を浪費に使っていると自覚できると、自ずと「間食をやめて浪費をしぼろう」という考え方になる。
別のやり方としては、あらかじめ貯める額を高めに設定してしまうのもいい。無理をしない高さの貯蓄を考えると、無駄な浪費はほとんどできなくなる。この結果、「本当にほしいものか?」を購入前に考えることができ、無意識にモノを買うことがなくなっていくのだ。
投資割合が少ないことに対する危機感
目標の貯金金額を前倒しで達成できたのは誇るべきポイントだが、ダメだったこともある。支出の中の「投資」の割合も少なくなっていったということだ。浪費を絞ることを意識すると「お金を使いたくない」という思考が働く。それが「投資も抑制しよう」という考え方につながってしまっていたのだ。自分を高め、成長を促すためにお金を使えなかったのが良くなかった。
ただ一方で、この1年は支出の中の投資の割合も少なくなってしまった。要するに、お金を貯めることに意識が向きすぎてしまい、自分のために投資するお金の使い方ができないでいた。
新聞の購読を辞め、本の購入を減らして図書館から借りる。長距離移動には高速バスを使うなど、時に欲や利便性をすり減らすようなお金の使い方をしてきた。これが少しだけ、心をすり減らすようになっていたと感じる。
支出の改善という基礎の基礎は、2013年の支出コントロールの継続と習慣化で身につけることかできた。次は当たり前のことながら、何のためにお金を貯めているのかといった意識を明確に持ち、貯める額や投資する額を決め、それ以外のお金について意味のある使い方をしたい。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る