事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

「公開後も修正できる」は言い訳。細部に魂を宿してこそのWebだ

「もし間違ってたら、後から修正すればいい」

Webでコンテンツを企画・運営する仕事をしていると、公開するコンテンツについてこう思いがちだ。実際、Webサイトのテキストや画像、ブログコンテンツは、公開後も修正することが可能だし、やむを得ず修正をすることになるのは仕方ない。

だが、プロの仕事をしたいと願うならば、「公開後の修正はできない」と言い聞かせ、目を皿のようにしてコンテンツやWebサイトをチェックすることが望ましい。「修正できる」という気持ちは気の緩みとなり、質の高い完璧なアウトプットにつながらないことが多いからだ。

自分自身、ずっとWebコンテンツにかかわる仕事をし続けてきたのだが、気の緩みが生じた時はほぼ間違いなく何かしらのミスをしてしまい、後から修正を掛けてしまっていた。

だが、修正前にそのコンテンツに接触した読者やユーザーからすれば、そんなことは関係ない。その人達に事実とは異なる情報を伝えてしまったとしたら、それはプロの仕事ではない。

漫然とコンテンツをチェックしないために 

自分で企画・制作したコンテンツは思い入れがあるものだ。だからこそ、客観的な視点でコンテンツを独自レビューすることは結構難しい。チーム内でも自分がチェックする側として「ここはきちんと第三者視点でレビューをします」と言うのだけど、言うは易し行うは難しなのは痛感している。

漫然とコンテンツをレビューしないためには、コンテンツを作ってから1日くらい時間を置いてチェックをすることをお勧めする。1日経つと制作完了時の高揚した気持ちはなくなり、客観的な視点でコンテンツを読みやすい。

次に、コンテンツのどの部分をチェックするべきかについてリストを作っておこう。「誰かを陥れる記載はないか」「誰かを傷つけないか」「煽りすぎていないか」「誤字脱字はないか」といったことを言語化して、チェックリストにしておくだけで、ミスはかなり減らせる。

Webコンテンツは「細部に魂を宿してこそ」

 結局は、ミスなく最後まで気を抜かず、アウトプットの質を高めようよという話でしかない。だが時間やタスクに追われたりしていると、どうしてもアウトプットを早く出すことの方に注意が行ってしまい、最後の仕上げの部分がおざなりになってしまう。

 特にWebコンテンツは公開後も修正が可能なだけに、一層気が緩んでしまう気持ちも分からなくもない。だが、常にユーザーや読者のことを考えて仕事をする意識があると、公開後は一切修正しないという気持ちが高まる。

良いものを作り、それを人に伝えるのは簡単ではない。最後の最後まで手を抜かず、アウトプットを100%に近づけていく必要がある。「細部にこそ魂は宿る」をモットーに、常に最上のコンテンツを生み出していきたい。

オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング

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