単純こそすべて。なぜシンプルに生きたいのか?
シンプルに生きる。人生の大きなテーマの1つである。では、なぜシンプルに生きたいと考えるのか。
シンプルを阻害するものは、無駄と考える。無駄が多いと、考えるべき余計なことも多くなる。考えることが多ければ多いほど、消費するパワーも余分に必要になる。考えること自体は面白い所作だけど、考えなくてよいことまでわざわざ考える必要はない。
シンプルということは、余計なことを極力なくすということだ。例えば断捨離、これを習慣化してからずいぶんと頭の中を整理できるようになった。要らない物に囲まれて生活するのは息が詰まるし、自分の思考も圧迫していることに気づいた。これは自分にとって無駄でしかないので、断捨離によってシンプルになろうとしただけだ。
そんなにたくさんのモノに囲まれたくないし、モノに支配されたくもない。飽食の時代だからこそ、食べるものは質素で簡素なものがいい。そんなことを考え続けていたりもする。
ダイエット、断捨離、片づけやタスク整理……。これらを習慣化しようとしているのは、毎日を生きるために不必要な贅肉を落とそうとしているからだ。体、生活、思考。これらをなるべくシンプルにするために、体重を絞ったり断捨離をしたり、オフィスの机周りを片づけたり、ゼロ秒思考にチャレンジしたりしているのかもしれない。
無駄や回り道があまり好きじゃないという性格もあるかもしれない。これは重々承知している。回り道をしてきた方だと思う。でもとある人にこんなことを言われた。「回り道は、無駄じゃない」。分かる、それは真理だ。ただしそれは、乗り越えられた人だけがたどり着ける経験と悟りの境地だと思う。
シンプルって、人間が究極的に目指す方向性だと思う。人間が原始的に動物のように生きようとすると、シンプルさが求められるというか、シンプルさに行き着く気がする。
雑念にとらわれないシンプルな生き方ができればどんなにいいだろう。そう思いながら、絡んだいろんなものを紐解きながら、毎日複雑に生きている。もっとシンプルに生きていきたい。
- 作者: ドミニックローホー,Dominique Loreau,原秋子
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