事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

水性ボールペン「PILOT VCORN」は、「考える=書く」を習慣化してくれるし、言葉との出会いは一期一会だと悟らせてくれる

1日たりとも文字を書かない日はない。

パソコン中心の仕事で、日中はずっとモニターに向かってキーボードを打ち続けているにもかかわらずだ。

書くことは考えるための環境を整えることに等しい。朝と夜、しっかりと考える時間を取る。意識的に確保しないと、考える時間は一向に訪れないと自覚している。

考えごとをする時、何よりもこだわることがある。頭の中に浮かんだことを、即座にノートやメモ帳に書き落とすことだ。

頭の中からさまざまな言葉の断片が浮かんでは消え、消えては浮かんでくる。意識的に考える時間を取るとよく分かる。一度つかみそこねてしまった言葉と再び出会える確率は、限りなくゼロに近い。人間は忘却する生き物であり、言葉との出会いは一期一会であると悟るまでに時間は掛からなかった。

だからこそ、生じ続ける言葉を、1つも漏らすことなくメモしておきたい。記した言葉は思考の断片である。ノートに書かれたそれらの言葉を客観的に見て、つないだり、削ったり、付け足したりする。こうやってさらなるアイデアは生まれていく。

一字一句漏らすまい──。そんなささやかな願いを叶えてくれるのが、水性ボールペン「PILOT VCORN」である。

筆圧なしでスラスラと文字が書けることが、書くストレスを限りなく解放する。一度VCORNで文字を書くとたちまち分かってしまう。文字を書く時のインクのかすれやノートへの引っ掛かりはすっかり無縁になってしまった。

ストレスなく文字が書けるということは、高速回転する頭の中の言葉を漏らさずに書き落とせることを意味する。思考の断片を逃さずにいられるということだ。

これまでさまざまな道具で書くことを試みたが、VCORNほどスラスラと文字が書けるボールペンには出会えていない。

文具屋に行くと、まずVCORNを探してしまう。どこでも売っている代物である。よく書く分インクのヘリも早い。当然、まとめ買いをする。購入した本数分だけ、考える時間を作れたと思えると、なんだかとてもうれしくなる。

こうやって、また考えることを止められなくなるのだろう。それでいいと思っている。

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