事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

Weekly Works(2010.0926-1002)

●Writing
担当者1人でもAdWordsの使い方をオンライン学習——グーグルが支援プログラム
仕事耕具:タッチパネルでぐるなびも印刷——HP、専用アプリ搭載A4インクジェット複合機
効用は「仕事の振り返り」——2011年版の手帳トレンド
Biz.ID Weekly Top10:女性はプライベート手帳も使いこなす
リコー「quanp」、年間契約が可能に 月払いよりも5%値下げ
Webサービスでは未曾有の成功」とEvernote リービンCEO
フェンリルの「Grani」、イギリスの絵本「Mr.Men Little Miss」とコラボ
仕事耕具:なめらか油性インキでグリグリ書ける——パイロットの3色ボールペン「アクロボール3」
Googleの検索結果とEvernoteのメモをダブル表示——Chrome拡張機能がバージョンアップ
仕事耕具:沖データがA3モノクロプリンタとA4カラー複合機菅野美穂さん「5年間無償保証は現場への愛」

 

●Editing
賢いCRMの3原則:第2回:顧客リレーションシップの「強化」
「職場がツライ」を変える会話のチカラ:やる気がない人を巻き込む方法
「職場がツライ」を変える会話のチカラ:やる気は「出す」ものではなく「出る」もの
「職場がツライ」を変える会話のチカラ:みんなが自分で考えるようになる簡単な仕掛け

 

●My impressions
先週はEvernoteGoogleWebサービスの雄ともいえる2社の発表会をカバーしてきました。Googleは主力のAdSenceを中堅・中小企業、個人事業者などに広げるための支援施策を打ち出し、Evernoteは他社との協業の推進によるビジネスのエコシステムの形成を進めました。

 

特にEvernoteの動きに注目です。メモやテキスト、画像データなどをオンラインで管理できるEvernoteは、Webサービス、製品、Twitterクライアントとの親和性も高く、次々に他社と提携し、ユーザーとのチャネルを拡大しています。「自分が使っている製品やサービスと連係しているなら、Evernoteも使ってみよう」。こういったユーザーの取り込みができるビジネスモデルとして要注目です。

 

またGoogleとも手を取り合い、拡張機能の機能強化を図りました。Googleの検索結果とEvernoteの関連テキストを、Chromeの1画面上に表示できるようになったのです。これにより、Google上の現在の最新検索結果と、Evernoteに自分が蓄積した過去の情報を可視化できるようになりました。Evernoteユーザーは、この拡張機能を有効に使っていくことで、情報をより効率的に扱えるようになるでしょう。

 

手帳関連の記事も書きました。手帳関連の記事に対する読者の反応は上々です。わたしはここ3年ほど「ほぼ日手帳」を愛用していたのですが、2009年からは種々の情報をスケジューラーで管理するようになりました。iPhone経由で日々の予定を管理できるので、特に不自由は感じていませんが、Webサービスだと、過去に記入した情報を振り返るということをしなくなってしまいます。

 

手帳を使って紙に文字を書き落としていた時は、定期的に内容を見返し、書いたことをはんすうしていたような気もします。そこから新たなアイデアが生まれてくることもありました。最近モレスキンの手帳を使うようになったので、かつての習慣を取り戻し、仕事に生かしてみようかともくろんでいる次第です。

 

編集連載:「職場がツライ」を変える会話のチカラも第4回まで掲載できました。著者の竹内義晴さんの協力が大きく、スムーズに記事を公開できています。読者とも相性が良く、たくさんの人に読んでもらえているようでうれしいです。会話を基に働きやすい職場を作るためのヒントを紹介していきますので、残り2回もお楽しみに!