事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

だれでもリーダーシップを発揮できるし、リーダー経験がある人が多いチームこそ強い

タイトルのまんまだが、誰だって自分の得意な分野でリーダーシップを発揮できるし、人任せではなく当事者意識を持ってリーダーの経験を重ねた人が複数いるチームは、とてつもなく強くなるんだろうなあというお話。

チームメンバーの一員であるうちは、どうしても自分の担当する仕事(タスク)の成果をどう良くしていくか? という視点で仕事をしがちになる。自分の経験からしてもそうだったし、自分のアウトプットだけが評価の基準として問われることが多いからだ。これは「スキル」の問題。

ここから1つ上の視点に立つ。メンバーとして淡々と自分のタスクをこなすではなく、自分のできる範囲でリーダーシップを発揮しながら「チームの価値を最大化していく」という観点で仕事をするようになると、これがとても難しいと感じるようになるのだ。自分の「スキル」だけではチームの成果を最大化できないと気づくからである。 

自分一人の仕事は足し算のイメージ、チームでやる仕事は掛け算のイメージだ。自分の仕事の成果を120%にするのは結構難しいが、チーム5人の成果を105%にするのは頑張ればできそう。総成果は1.05×1.05×1.05×1.05×1.05×100=127.6%となる。自分のアウトプットを120%にするよりも、チームメンバー全員の底上げをするよう努力するほうが、結果としてチームのアウトプットは増える。

リーダーシップを発揮するとは、自分の得意な分野を生かしてメンバーのアウトプットを引き上げていくことなんだと思うようになった。それこそ、リーダーシップの分野はなんでもいい。大きなビジョンを示してチームを引っ張るでもいいし、仕事の仕組み化をするでもいいし、誰よりもメンバーの話を聞いて、新しいアイデアを引き出す役目でもいい。誰だって得意なことはあるはずなので、そこで「チームを引っ張るんだ」という視点があれば、それだけでいい。

こういう考えをする人がチームにいると、それだけメンバー全員のアウトプットの総和が増えることになるはずだ。さっきの5人チームで一人が全員のアウトプットを105%に引き上げることを仮定したのだが、もう一人のメンバーが全員のアウトプットを3%上げることに成功したとしよう。1.08×1,08×1,08×1,08×1,08×100=146.9%となる。メンバー全員がそれぞれのアウトプットに働きかけるようになれば、成果の総和はもっと増えることは想像に難くない。

こうやって自分の持ち分でリーダーシップを発揮して成果を出すこと、これがリーダーなのだと思う。そしてリーダーはチームに何人いてもいい。むしろ、メンバー全員がリーダーとしてチームを率いる意志を持っていることが、何より強いチームを作る条件なのだと思う。

 そのことに気づいたのはここ最近だった。自分はこれまで一人で成果を出そうとしていたのだけど、そうではない視点をようやく手に入れられた。いまは自分の成果を上げながらチームにどう貢献するかを考える日々だ。自然とチームのみんなの声を聞きながら、褒めたりアイデアを出し合ったりしながら、メンバー全員のアウトプットを上げていく視点は、誰もが持てる最大のチームへの貢献方法だ。

人はチームで磨かれる

人はチームで磨かれる

 

 

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