事業会社マーケターのさんぽ道

事業会社のマーケッターがメディアやブランディングについて寄り道散歩。

Weekly Works(2010.1024-1030)

●Writing
Facebookmixiとは違うビジネスSNSに」——グループウェアからの脱皮を図るサイボウズLive
仕事耕具:「どこでもSheet」でオフィスの壁がホワイトボードになる
Biz.ID Weekly Top10:Webサービスがオフィスを代替する日
仕事耕具:格子状ゴムバンドのインナーケース「GRID-IT!」搭載 PCケースの中身も”グリッド”整理
無料ファイル管理ソフト「FenrirFS 1.2」はWindows 7のUIを意識 スムーズなラベル入力も
仕事耕具:黒紙に書いた絵を3Dで楽しもう——ポスカ 3D 8色セット
ハーマンミラーイームズシェルチェア」に新色5色
ハーマンミラーイームズシェルチェア サイドチェア」に限定版3色
仕事耕具:「7つの習慣」を手帳で管理——「ビジネス・オーガナイザー」2011年版

 

●Editing
3分LifeHacking:非論理的なクリエイティブ思考を生かして、いいアイデアを思いつく方法
3分LifeHacking:あらゆるものを「整理」するのに役立つ魔法の質問

 

●My impressions
◆先週の目玉は無料グループウェアサイボウズLive」が自由招待制を採用し、ビジネスSNSの機能を搭載したことでしょう。サイボウズLiveの発表から何度か取材をしてきましたが、刷新前でも十分に便利なWebサービスでした。

 

グループウェアの基本機能をほぼもれなくそろえ、20人までは無料で使えるというのがざっくりとした説明。グループウェアを導入しようと思っても、費用の面から断念していた小規模企業やSOHOでも使えるという点は、非常に評価できるものでした。サイボウズ自体が「グループウェア市場の頭打ち」を自覚しているだけに、これまでにリーチできなかったユーザー層を獲得できるこの施策は、非常に効力を発揮するのではないかと感じていました。

 

そして4万ユーザー超、作成グループ総数が1万以上となった中、満を持してのバージョンアップです。コンセプトと実装機能の概要を聞いた時に「これはまた1つ階段を上ったな」と感じざるを得ませんでした。サイボウズのDNAと言っても過言ではないグループウェアを、自らの手で新しい境地に昇華させようと試みているさまが伝わってきたからです。
ビジネスSNSの要件、機能の詳細は上記リンクの記事に譲りますが、「ビジネスやプロジェクト単位でメンバーを増やす」「その仕事が終わった後も関係を途切れさせない仕組み作り」「社内外で使うグループウェアという特性が担保する実名性」——サイボウズLiveをビジネスSNSたらしめんとする要素がもれなくそなわっている気がするのです。

 

ビジネスSNSは国内のWebサービスにおいては一種の「空白地帯」。世界ではLinkedInがユーザー数を着々と増やしていますが、日本では「実名×ビジネス」に特化したSNSはなかなか生まれてこなかったし、誕生したとしても軌道に乗ることはありませんでした。こういった過去の経験を生かし、サイボウズLiveはビジネスSNSとして成功する可能性を秘めています。個人的に、とても応援したいWebサービスです。

 

早速いろいろ使い倒してみようと思います。

 

◆誠 Biz.ID編集部主催のUstream「my Workstyle on Real Time Web powered by Lotus」を10月28日に実施しました。

 

「Real Time Web時代の働き方:池上彰さんのmy Workstyle on Real Time Webを聞く——第5回は10月28日

 

今回は公開生放送ということで、会場に来ていただいた読者のみなさんと一緒に、池上さんと津田さんの対談を見届けました。編集部は14時から前のりし、会場設営を中心にお手伝い。並行してUstreamチームの人が機材チェックやリハーサルを実施します。読者にとっては無料で閲覧できるUstreamですが、放映側はいろんな準備をしています。今回自分もそれを経験させていただきました。

 

番組自体は池上さんの分かりやすい話が聞き手に突き刺さり、常に歓声が絶えない対談となりました。記者出身の池上さんか、記者クラブや記者という職業の処世術に踏み込む場面もあり、改めて気が引き締まりました。池上さんの明言を1つ「記者は出世しちゃいけない、現場に行ってなんぼです」。身にしみます。

 

僭越ながら誠 Biz.IDのTwitterアカウント(@bizid)で対談の実況中継も担当しました。津田さんを前に「Tsudaる」というシャレにならないことをやっているわけです。今回で2回目なのですが、いまだに慣れません。やはり対談というスタイルが難しさを誘発していると感じています。スピーカーが1人の場合、ある程度その人の中にあるプレゼンテーションのアウトラインに沿った話が来ると分かるのですが、対談の場合はいきなり話が拡散することもしばしば。聞き手としてそれはそれでおもしろいのですが、それをまとめて文字に起こし続ける「Tsudaり要因」にとって、めまぐるしく移り変わる局面を言語化し続けることはとても難しいのです。

 

このあたり、ちょっと改善の余地があると感じています。

 

●Daily life
◆仕事で一番大切なのは「体調管理」ですね。間違いなく。体調が悪ければその日1日が無駄になります。体調を常に万全な状態に整えておくことは、ビジネスパーソンの大前提でしょう。

 

と大風呂敷を広げておきながら、先に誤っておきます。本当にすみません。先週、わたし自身が風邪を引いてしまいました。月曜日から「こりゃ風邪引くな」という感覚がずっとあり、水曜日に病院に行って薬を処方してもらったのですが、風邪の猛威は増すばかり。金曜日には熱+寒気+頭痛のトリプルカウンターをくらう形で、病欠してしまいました。

 

その間、自分は何の仕事もできていないわけです。アウトプットが出せないことの悔しさ。しかもその原因は自分にある。やりきれない思いでいっぱいになります。結局土日もほとんど何もできず、家で療養しておりました。これを書いている11月1日(月)も、体調は万全ではありません。

 

生まれつきの虚弱体質で、社会人になってからは季節の変わり目(四半期に1度)は必ず体調不良になっています。体質改善、生活改善をしないと、機会損失につながってしまうので、本気で何かしなければ。まずは食生活をただすことから初めてみます。