Weekly Works(2010.1205-1211)
●Writing
●Editing
●Book Review
●Blog
なし
●My impressions
◆ポスト・イットを使ったファイリング術の一端を聞く機会がありました。講師は事務化コンサルタントのオダギリ展子さん。デスク周りや書類の整理術に定評があり、『仕事がはかどる デスクワーク&整理術のルールとマナー』(日本実業出版社)など複数の著書を出されています。
私自身、仕事では極力紙を使わないようにしていたのですが、今年はモレスキンのノートやほぼ日手帳を手に入れる機会があり、これを機に2011年は紙とペンを使った記録にもチャレンジしてみようと思っています。そんなこととは関係なく、ビジネスパーソンの多くは、何らかの紙と格闘しながら仕事をしていることでしょう。
オダギリさんの話を聞いて思ったことは、書類や事務作業の効率化って、実は仕事の効率と密接な関係があるといいうこと。ちょっとしたミスが仕事に致命傷を与える――こんな苦い経験をしたことがある人も多いと思います。書類やデスクの整理は、傷口が広がるのを防ぎ、止血をする役割を担うのではないでしょうか。
ちょっとした工夫で業務効率が上がり、工夫を重ねることで自分なりの整理術が確立されていきます。その過程で仕事がスムーズになれば、より仕事が楽しくなる。デスクや書類の整理には、そんなプラスのサイクルを自分の力で回せるようになる力が備わっているのではないかと強く感じています。
●Daily life
◆Book Reviewにも書いたのですが、ここ2日ほどライフログを付けています。ライフログとはその名の通り「生活の記録」のこと。その日起こったことをひたすら書き連ねていくというものです。あらゆることを記録していく中で、頭に残っていることと残っていないことを改めて可視化できます。「ああ、自分の発言の裏にはこんな動機があったんだ」「この発言が出たきっかけはあの出来事の影響を受けているかも」といった感じで、自分のアクティビティ1つ1つの意味・相関関係付けができます。
だから何だ、と言われそうですが、発言内容やその時に感じた思いから「お、少しは前進してるかも」と振り返りをすることができるのです。これが考えを深化させるのにじわじわと効いてきそう、というのが効用の1つだと思っています。日々の振り返りって、習慣として定着させないとなかなかできないものですし。私の場合はライフログという手法が自分の性格ともあっていたのでしょう。細かくメモを取ること自体が好きだったりしますし。
あとは単純に、ノートが自分の言葉で埋まっていくのがうれしいですね。ずっと保存しておけるし、自分で書いたものなので、いつでも見返すことができます。Webにデータとしてログを保存するのもいいのですが、紙と頭を使って自分だけのリファレンスを作ることが、実は自分の血となり肉になるのかも――そんな可能性をライフログに重ねています。